勝負が苦手なのは、自信がないから?

ネロリ

こんばんは、Uターン主婦のネロリです。
本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

衣替え

今日の東京は、午後から冷たい雨。
最近暑い日が続いたこともあり、早めの衣替え真っ最中なのですが、
これから梅雨にかけては、まだまだ肌寒い日があるかもしれませんので、
考えながらやらなくてはと、ちょっと立ち止まり中です。

茨城にいた頃は、四畳のウォーキングクローゼットがあり、
整理棚やハンガーポールもついていましたので、
洋服は1年中掛けっぱなし、出しっぱなしで、衣替えの必要がありませんでした。

今は、半間弱の狭いクローゼットしかないので、
これからは洋服の数も厳選しなければ、と考えています。

neroli_372.jpg
どこにも行かないので、せめて写真で旅行気分。
数年前、蓼科のバラクライングリッシュガーデンで撮った写真です。
ちょっと印象派の絵画風で、気に入っています。


勝負が苦手

昔、ファミレスでフロアスタッフのパートをしていた時があります。
その時の同僚と、休憩時間にスポーツの話になりました。

わたしは、もともとスポーツが苦手な方なのですが、
唯一好きなのが、水泳です。

それも、大人になってから、不妊治療の一環として、お医者様から水泳を勧められ、
スイミングスクールに入会。
カナヅチだったのが、背泳ぎからクロール、平泳ぎ、
最終的にバタフライで何とか25M泳げるようになったという変わり者です。

今は、バタフライは泳げなくなりましたが、平泳ぎで自分のペースでのんびりと泳ぐのが好きです。
もう2年以上プールに行っていませんが、たぶん泳げると思います。

話を戻しますが、同僚に好きなスポーツを聞かれたわたしが、水泳と答えると、
「わたし、勝負しないと燃えないのよね」と言われました。

つまり、タイムや点数を競うスポーツではなく、野球、テニス、サッカーなどのように、
個人やチーム同士で勝負するスポーツが好きということでした。
彼女は、ママさんバレーのチームに入っていたので、なるほどと思いました。

そういえば、わたしは昔から「勝負」が苦手です。
運動部に入ったこともありません。
合唱部とか美術部などの文化系ばかりです。

足だけはそこそこ早かったのですが、とにかく不器用で、
球技はめちゃくちゃ苦手、体操もダメ、体育の時間は苦痛でしかありませんでした。

好きな教科は、国語や社会などの文化系、美術や音楽などの芸術系。
もちろん芸術系の科目でも、展覧会があったりはするので、
勝負がまったくないというわけではありませんが、
絵を描くときに、賞を取ろうと考えて描くわけではないので、
勝ち負けを意識したことはありません。

今は認知症でホームに入所しているわたしの母(86歳)ですが、
若い頃は、ガチガチの体育会系、かつ芸術系でした。

部活は陸上部とバスケ部、陸上では高跳びで県大会まで行ったそうです。
当時まだ珍しかったと思われる、短大の生活芸術科に進学しました。
(勉強が嫌いだったからと言っていました)
子どもの頃は、母が描いた油彩や日本画、彫刻などが、身近にありました。

そんな母に育てられたわたしは、ごく普通の子でしたが、
小学校3年の時に描いた絵が、たまたま東京都の展覧会で特選を取ったことがあります。

幼かったわたしには「とくせん」の意味などわからなかったのですが、
母と一緒に絵が展示されている美術館へ行き、表彰式に出席しました。

母はかつてなく上機嫌で、帰りにフルーツパーラーでパフェを食べさせてくれました。
わたしは、母が喜んでいるのが不思議でしたが、パフェがとっても美味しかったこと、
祖父母と留守番している妹がいるのに、わたしだけパフェを食べていいのだろうかとか、
そんなことを考えていました。

このように母は「人に勝つこと」「選ばれること」に価値を見出すタイプだったので、
それに対する反発なのか、わたしは正反対の道を行くことになりました。

もちろん、勝つことや選ばれることは、素晴らしいのですが、
わたしには似合わない、居心地が悪いと感じてしまうのです。
勝負して負けるのが怖いのかもしれません。
たぶん、自分に自信がないからだと思います。

時たま、人から褒められると、反射的に「いえいえ、わたしなんて」と腰がひけてしまうのは、
自信がないのに目立ちたくない、目立って叩かれたくないという気持ちもあるのかも。
メンタル弱すぎですよね(笑)。

わたしの大好きな宝塚歌劇団では、舞台に立つ前に、まず熾烈な競争を勝ち抜いて、
宝塚音楽学校に入らなければなりません。
音楽やバレエ、ミュージカルの世界も、コンクールやオーディションがあります。
「美で人を感動させる」その影には、血の滲むような努力があるのですね。

わたしは勝負は苦手だけれど、その努力は美しいと感じます。
人に勝つのではなく、自分との闘いに勝つということからでしょうか。

自分が、最初から闘いを放棄して、安穏な道を選んでしまったからかもしれません。
でも、もし生まれ変わっても、わたしは結局いまの道を選んだんじゃないかとも思います。
その安穏な道でさえ、つまづきながらようやく歩いているわけですが(苦笑)。

この歳になって、いまさら勝負をしたいとは思わないですし、
ただ穏やかに慎ましく暮らしたいと考えるのみです。

ただ、成長するのは難しくとも、せめて熟成して、
しみじみとした滋味ある人になりたいなと思っています。


neroli_365.jpg
わたしの育てた薔薇より。
華やかで艶やかな現代バラよりも、儚げな色合いのオールドローズ系の薔薇が好きです。

おわりに

今日も、何やら語ってしまいました。
末妹のことを書いた時と、内容が似ているかも。
彼女も上昇志向が強いタイプですから。

それが自分ではなく、夫や子どもに向かうところも、母にそっくりだなと思いました(苦笑)。
きっと本人は嫌がると思いますが。

末妹の話はこちら。
本日も、長々とした駄文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
弱気なくせに、「わかって欲しい」という自分が垣間見えました(汗)。
だからブログなんて書いているんですけれど。
嫌だなと思う部分も、紛れもなく自分だと認めなければいけませんね。

コメント、応援ポチ、いつもありがとうございます。
明日は、もっと建設的なことを書けるといいのですが、
歯科の予約が入っているので、ちょっとどうだか。(どうなの)
それでは、また。

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Comments 4

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ムンク
寒い。。

変なタイトルですみません。なかなか穏やか日が続かなくて寒さに弱い私はつらいところです。
イングリッシュガーデンのお写真、私の持ってる絵葉書のコローの作品によくにていてびっくり!!
すてきなところですね。

スポーツはバレーボール部に入っていたこともありますが、どちらかと言えばやるより見るほうが好きです。
自分がやってるように感じることができちゃうので(笑)ゲームも人がやってるのを見るのが好きで。。
水泳は無になれるのが好きですね。最近泳げてませんけど。

宝塚は本当に自身との闘いですもんね。だからこその素晴らしさ。でもスカイステージでいろいろな作品を
見ていてもあの方が浮かんできて泣けてしまってなかなかつらいところです。
なんだかとりとめもないことを書いてしまいました。
ネロリさんのブログは普段決まったことばかり考えてる私に刺激的です(笑)
あれこれ自分を振り返ることもできますし。ありがとうございます!

  • 2022/05/02 (Mon) 15:10
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
ムンクさま

ムンクさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
もう5月なのに、最近は肌寒い日が多いですよね。
わたしは、どちらかといえば暑いのが苦手なので(笑)、
まあまあ着込んで過ごしています。

ムンクさまは体育会系ですか??
スポーツが得意な方が羨ましいです。特に球技は苦手なので。
背も低いし手がとても小さいので、バスケットとかバレーは特に苦手でした(泣)。

>水泳は無になれるのが好きですね。
そうなんです。無心に泳ぐと、ストレスも発散できますよね。
でも、ウォーキングのように音楽を聴きながら泳げたら、
もっと楽しいのになと思ったりもします(笑)。

宝塚は、本当に厳しい世界だと思います。
生徒さんたちは、皆さん体育会系だとおっしゃいますよね。

轟さんの作品は、スカステで放映する昔のものを観ると、
その頃のことを色々と思い出して、胸がいっぱいになります。
人生の20年以上を共にした?方ですものね。

>なんだかとりとめもないことを書いてしまいました。
いえいえ、わたしもいつもそんな感じでブログを書いています。
書くことで、色々な気づきも得ることができるし、自分のために書いている感じです。

また懲りずに遊びに来てくださいね。

そら

今日の薔薇の写真 とても素敵ですね。💖 淡いピンク色は 魅力的です。ネロリさん 絵心がおありなので 写真も上手だと思います。

「勝つ」「選ばれる」私の母の身体に染み渡っている言葉です。😅 そんな母の最初の子供の私は 母が 骨折して 身動きがとれなくなっても まだ 強気な態度に 本当に嫌気がさしました。老人ホームのスタッフの方々は 色んな入居者の対応を心がけていますから 強気の入居者へも 上手なやり方です。プロなんですね。

ネロリのブログで 母との関係 納得して来ました。迷いが 吹っ切れた思いです。ありがとうございます😊

ネロリ
ネロリ
そらさま

そらさま、こんばんは。コメントありがとうございます。

薔薇の写真、お気に召していただきうれしいです。
昔の、子どもを一番上手に撮れるのはママというようなCMがありましたが、
愛があるからかもしれませんね(笑)。

>「勝つ」「選ばれる」私の母の身体に染み渡っている言葉です。
そらさまのお母さまと、わたしの母、似たようなタイプなのかも。

わたしも長女だったので、姉妹の中では一番厳しく育てられました。
高校時代は下宿していたので、ある意味自由だったのですが、
わたしが就職して、一緒に暮らすようになってからは、
社会人とは思えないほどあれこれ干渉されて、うんざりしたこともあります。

結婚して家を出た時は、正直、少しほっとしました。
姉妹全員がわりと早くに結婚したのは、実家からいうより、
口うるさい母の束縛から逃れたかったからかもしれませんね(汗)。

わたしは娘はいませんけれども、母への反発なのか、
息子に対しては、自由にさせてやりたいとずっと思っています。

施設の職員さんは、本当にすごいですよね。
うちの母も、チヤホヤされて、いい気分で暮らしているようです(笑)。