人生の最後につじつまは合うのか?

ネロリ

こんにちは、Uターン主婦のネロリです。
本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

若葉の季節

東京は、今日もいまひとつはっきりしないお天気でしたが、
日中は雨も降らなかったので、ジミ夫と図書館へ行きがてら、散歩をしてきました。

桜が終わったと思ったら、あっという間に目に染みるような若葉の季節。
あちこちで、ハナミズキやモッコウバラも咲き始め、
わが街も華やかな色に彩られています。

もうすぐ大好きな薔薇の季節だなと思うと同時に、
前の家で育てていた薔薇たちを思い、少し切なくなったりもしますが、
ジミ夫に「バルコニーで育てたら」と言われ、ちょっとだけその気になりました。
元気になってきたのかな?

禍福は糾える縄の如し?

人生についてのお話です。
と言っても、「人はいかに生きるべきか」というようなお話ではなく、
「人生は、最後につじつまが合うのか」という疑問です。

以前、友人から、どう思うか聞かれたことがあります。

わたしは、山あり谷あり、色々あっても、
最終的にはプラマイゼロなんじゃないかと思っていたので
そう答えると、友人は「そうだよねえ!」と我が意を得たりとうなずきました。

友人が言うには、彼女の別の友人が
「人は、幸せな人生を歩む人と、不幸な人生を歩む人に分かれる」と
キッパリと言ったそうなのです。
そして、その人は、自分が不幸な部類だと思っていたようです。

人生には、不慮の事故や事件に巻き込まれる人もいるし、
近年は、多発する地震や災害で、被害に遭う人もいるでしょう。
もしかしたら、その人は、そういう出来事があったのかもしれません。

そういう人に対して、軽々しい言葉で慰めたりはできませんけれど、
だからと言って、「不幸な人」というレッテルを自分で貼ってしまうのも
少し寂しい気がします。

わたしは、自分の人生で、そこまで大きな出来事に見舞われたことはありませんが、
乏しい想像力で、自分だったらどうだろうと考えることはあります。

わたしは、「禍福は糾える縄の如し」という格言が好きで、
辛いことがあったときは、そのうちいいこともあるさと思うし、
いいことが続けば、ちょっと気を引き締めようと思うタイプです。

それも、この年になったから思うことで、
若い頃は、色々なことで悩み、どうして自分はこんなに不幸なんだろうと
よく思っていました。

ありがちなことですけれど、若い頃の悩みは人間関係が多いです。
友人関係、会社での人間関係、そして恋愛。
ささやかな自尊心を守ろうと必死でした。

以前の記事でも書きましたが、
わたしは自分に自信がなかったので、いつも人の目を気にして、
相手に気に入られようとばかりしていました。

相手のちょっとした言動に一喜一憂し、
冷たくされれば何か気に触ることでも言ったのか悩み、
仲間外れにされたくないと、卑屈になっていました。

今思えば、単なる自意識過剰で、ばかばかしく感じるのですが、
あの頃があるから、今の自分がいるのだとわかります。
自分にとって、無駄ではなかったと思っています。

人目を気にするわたしに関する記事はこちら。

そのほかにも、辛かったことは幾つかあります。
20代で大失恋したこと。
結婚してから5年間、子どもができなかったこと。
メンタル疾患になり、長く通院生活をしたこと。
息子が中学生の時、不登校になったこと。

その当時は、本当に悩んで辛かったできごとですけれど、
様々な試練によって、薄っぺらだったわたしの人生が、
ある意味厚みを帯びたように思います。

「赤ちゃん、まだなの?」
「うつなんて、単なる思い込みでしょ?」
「不登校なんて、育て方が悪いんじゃない?」

言った人は無意識で、たぶん覚えてもいないだろう言葉の数々。
そんなネガティブな言葉さえ、自分の肥やしになった気がします。
そして、自分は絶対にそういう言葉は口にすまいと思いました。

負け惜しみではありませんが、幸せなばかりの人生ではつまらない。
人生は味わうものだと思うようになりました。

今、認知症の母のことで、懲りもせず悩んでいますが、
このことも、いつの日か懐かしい思い出になるのでしょう。

人生の最後につじつまが合うかどうかは、
自分が決めることなのかなと最近は思います。

おわりに

neroli_297.jpg
華やかな薔薇の美しさを引き立てるのは、薔薇にはない青系の花。
大好きなゲラニウムです。
わたしは、自分は薔薇というよりは、ゲラニウムだなと思います(笑)。

ゲラニウムみたいなわたしだったからこそ、
大失恋の後、ジミ夫とお見合いして結婚できたのかな。

今は、わたしを振ってくれた元彼に、本気で感謝しています(笑)。
いい人と結婚できて良かったよ、元彼くん、ありがとう。

今日もまた、長々と語ってしまいました(汗)。
お付き合いいただきまして、ありがとうございます。

語りたがりの自分に「いい年して、青臭いこと言ってんじゃねえ」と、
自分で突っ込んだりしております。

本日も、ありがとうございました。
応援ポチ、コメントなどいただけますと、小躍りして喜びます。
ではまた明日。
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Comments 4

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ムンク
なんだか

とてもよくわかります。私も一時期精神的に不安定な時があり、なかなか周囲に理解されず悶々とした日々を送っていました。子育てに関しても未だに、どこを間違えてしまったのか??と自問自答することもしばしばです。
病名はないけれど、まだ完全に治っていないのか。。それともこれが世の中的に普通なのかはわかりません。
でもとりあえず一日一日頑張らないとなと思っています。

  • 2022/04/19 (Tue) 13:42
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
ムンクさま

ムンクさま、連続コメントありがとうございます。

自分の負の部分を書いてしまい、後から恥ずかしく思ったりしていました。
こう見えて? わたしは昔からコンプレックスの塊なのです。

今でも、気分が落ち込んでいる時などは、
周りの人がキラキラ見えて、自分はどうしてこうなんだろうと思います。

特に、東京はキラキラ度が半端ないですから、
うつ状態の時に街に出ると、見るからにリア充なシニアのマダムを目にして、
落ち込んでしまうこともあります。

人は人、自分は自分ってわかっているはずなのですけどね。
それに、見た目が華やかな人も、心の中では悩みを抱えているかもしれないし。
まあ、そんな風に思って、自分を慰めております。

いろいろありますけれど、終わり良ければ全てよし(に違いない)と思って、
なんとかやり過ごしていこうと思います(笑)。

疲れていると、気持ちも落ちますから、
ムンクさまも、どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。




ぽちゃ

もう少し年を取ると何にでも感謝したくなる気持ちが湧いてきます。
欲が無くなるからかしら。
「健康」それだけで感謝が年中です。

その割には悩んだりもしますけどね。(#^.^#)

  • 2022/07/14 (Thu) 16:43
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
ぽちゃさま

ぽちゃさま、はじめまして。
コメントをありがとうございます。

>もう少し年を取ると何にでも感謝したくなる気持ちが湧いてきます。

ありがとうございます。
自分より先を行くかたの言葉は、実感がこもっていて、心に響きます。
わたしも、文句ばっかり言っているシニアではなく、
感謝の気持ちを持って暮らすシニアになりたいです。

>「健康」それだけで感謝が年中です。

やはり、最終的には健康なのですね。
若い頃は、健康は空気のように当たり前にあるものと考えがちですが、
わたしも、歳と共に、常にどこかしら不調がある生活になりました。

それでも、日々つつがなく過ごせることに、
感謝の気持ちを持ちたいと思います。

不順な天候が続きますが、ぽちゃさまもお元気でお過ごしくださいませ。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。