手作り石けん〜お肌に優しく、使い心地も最高です
こんばんは、Uターン主婦のネロリです。
本日もご訪問いただき、ありがとうございます。
今日の東京も、穏やかなお天気でした。
ここのところあまりに運動不足なので、午後から散歩に行きました。
公園の桜は葉桜になり、花びらがはらはらと風に舞って本当にきれい。
しばし、足を止めて見入ってしまいました。
そして、休憩に入った喫茶店で、ついホットケーキを食べてしまいました。
だから痩せられないんですよね。美味しかったけど。
昔は、お菓子を手作りしていたこともあったのですが、
母の介護が始まって以降、全然オーブンを使わなくなりました。
最後にケーキを焼いたのは、一昨年のクリスマスだったかも?
さて、お菓子作りとちょっと似ているなと思うのが、石けん作りです。
わたしは、石けんを手作りしています。
初めて石けんを作ったのは2009年なので、もう13年前ですね。
飽きっぽいわたしとしては、ものすごく長く続いている趣味……というか、
今や生活の必需品です。
もともとアロマテラピーが好きで、色々な精油を使って、
芳香浴をしたり、バスソルトやルームスプレーなどを手作りしていたのですが、
その繋がりで、石けんを手作りできることを知りました。
なんか面白そう。
そんな軽い気持ちで、石けん作りをはじめました。
軽い気持ちの割には、材料を揃えるのがけっこう大変で、
オイル類はネットで買えたのですが、
一番大切な材料である、苛性ソーダを売っている薬局が、近所にありません。
でも、そうなると俄然やる気が湧いてくるわたし。
結局、実家に帰った時に、渋谷の三千里薬局で買うことができました。
これが、石けんの材料すべてです。
オイルは、オリーブオイルだけでも大丈夫ですが
これは「マルセイユ石けん」と呼ばれる石けんの材料です。
オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル、苛性ソーダ、精製水です。
石けんを作るには、配合や温度調節が難しく、そういうところがお菓子作りと似ています。
わたしは主に、手作り石けんのパイオニアでもある、前田京子さんのレシピを使っています。
わたしのバイブルです。
本を大量に断捨離したときも、この本は残しました。
石けん作りを、趣味として楽しんでいる方は大勢います。
ケーキのような可愛くてきれいな石けんなどを見ると、すごいなあと思います。
わたしの場合は、実用的な石けんがほとんどです。
初めて手作り石けんを使って以来、その使い心地の良さに魅せられました。
肌あたりが柔らかくて、泡も滑らか、使用後の肌もしっとりしています。
母を含む家族全員が、手作り石けんのファンになりました。
3年前に肌断食を始めて、残念ながら石けんの出番は激減しましたが、
まったく使わないわけではないので、やはり石けんは手作りしています。
もう市販の石けんには戻れなくなりました。
昨年は、母の介護と実家の建替えで忙しく、石けんを作ることができませんでした。
その後も、自分自身の体調不良もあり、作る気力もありませんでした。
ここ数日来、ジミ夫から「もうすぐ石けんがなくなるよ〜」と言われており、
わたしもようやく重い腰を上げて、石けん作りに取り掛かることにしました。
わたしの作っている石けんは、「コールドプロセス」と言って、
加熱せず、ゆっくりと時間をかけて鹸化を進める方法で作るものです。
コールドプロセスで作った石けんの良さは、熱を加えずに自然に熟成させるため、
油脂が劣化しないことと、塩析処理をしないため、
油脂とアルカリの反応でできたグリセリンがまるごと含まれていることです。
また、適度の油脂が残る「過脂肪石けん」であることから、
市販の石けんとは違う、マイルドな使い心地です。
泡立ち、汚れ落ちもよく、洗い上がりはしっとりしています。
興味がおありの方は、図書館で前田京子さんの
「お風呂の愉しみ」を借りてみてくださいね(笑)。
コールドプロセスで作る石けんは、種類にもよりますが、
鹸化が進んで使えるようになるまでに、少し時間がかかります。
マルセイユ石けんの場合は、型入れから4週間です。
マルセイユ石けんの材料、3種類のオイルを混ぜたところ。
今回は、乾燥したカモミールを入れて香りづけしたオリーブオイルを使いました。
(インフューズドオイル=浸出油と言います)
甘く爽やかな香りの石けんに仕上がります。
精製水で溶かした苛性ソーダを入れて、ひたすら混ぜます。最低20分。
今回は、鹸化を早く進めたかったので、30分混ぜ続けました。
このように、マヨネーズくらいの柔らかさになったら型入れどきです。
柔らかすぎると分離してしまうし、硬すぎると型にうまく入りません。
専用のモールドも売っていますが、前田式の基本は牛乳パック(笑)。
石けんの季節になると、ジミ夫に「牛乳パック開かないでね!」と言っておかないと、
気を利かせて、ハサミで開かれてしまいます(笑)。
我が家の石けんは、今この状態。型出し待ち中です。
この状態で、発泡スチロールの箱に一晩入れておくと、柔らかかったタネが固まります。
型から出せるほどしっかり固まったら、箱を切り開いて型出しです。
型出し後、少し乾かして、しっかりしたところで切り分けます。
これは、以前作った石けんです。
切り分け後は、風通しの良い場所で熟成させます。
型入れ後、4〜6週間熟成したら使えるようになります。
時間はかかりますが、最高の石けんのできあがりです。
コールドプロセスで作った石けんってどんな感じ?と興味がおありの方は、
パックスナチュロンでお馴染みの太陽油脂さんから、
前田京子さんのレシピで「お風呂の愉しみ マルセイユ石鹸」
という商品が出ていますので、ご参考までに。
無香料と精油で香りづけしたものの2種類ありました。
わたしはまだ買ったことはないのですが、
自分が作った石けんと同じ使い心地か、試してみようかしら。
ただ、自分で作るのに比べるたら、値段が高いなと感じてしまいます。
でも高価な精油で香りづけをしたら、自分で作っても高くなってしまうのですけどね(汗)。
もし、ご自分で作ってみたいなと思われる方は、
まずはきちんと本を読んで、レシピ通りに作って見てくださいね。
それから、苛性ソーダは劇薬ですので、扱いにはくれぐれもご注意ください。
買うときにも印鑑が必要で、普通のドラッグストアには置いていないことが多いです。
今回、約1年ぶりに石けんを作りましたが、久しぶりだったので、
油脂と苛性ソーダの温度を合わせるのが、なかなかうまくいかなくて、ちょっと大変でした。
さて1ヶ月後にはどんな石けんに仕上がっているでしょうか。
今から楽しみです。
今日食べたホットケーキ。ジミ夫と半分こ。
高脂血症(今は脂質異常症でしたっけ?)なので、こういうのを食べてはいけないのですが(汗)。
誘惑に負けました。意志が弱いわたしです。
うつから回復してきたのはいいのですが、食欲も出てきて、最近食べすぎてしまいます。
あんなに食欲がなかったのに、いいのか悪いのか(汗)。
血液検査が怖い……。
今日も、長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
手作り石けんのお話、いかがでしたでしょうか。
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いつもありがとうございます!
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