東京Uターン生活~街もシニア?味わい深き街歩きの愉しみ
こんにちは、Uターン主婦のネロリです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
最近の母
母もようやく3回目のワクチンを接種しましたが、
特に副反応もなく、元気なようです。
ほっと一安心。
ホームの、家族向け会員サイトで写真が見られるのですが、
とっても元気そうで、しかも満面の笑顔。
わたしに対しては、いつも険しい顔をしていたので、
ちょっと複雑ですが、母が元気なのが一番なので、よしとします。
東京街歩き
さて、本日のお題は、「街歩き」についてです。
わたしは、もとから引きこもり気質の上、うつになってからは
ますます家に閉じこもりがちになってしまいました。
大好きな宝塚観劇でさえ、行くのが億劫に感じたり、
(いざ、行ってみれば、楽しいんですけどね)
茨城にいたころ習慣だったウォーキングにも、行かなくなりました。
主治医からは「散歩に行くといいですよ」とよく言われるのですが、
自分からは、なかなか。
体調が悪いと、すぐベッドにもぐりこんでしまうのです。
そんなわたしを見て、見た目も性格も地味なジミ夫(笑)が、
時折り散歩に誘ってくれるようになりました。
コロナ禍の折ですし、散歩と言っても、近所の公園や住宅街、
駅前の商店街での買い物などです。
それがね、思いのほか楽しいんです。
今日も、新しく開店するパン屋さんの割引券をもらい、
同じく、新規開業の歯医者さんの呼び込み?で
院内に連れて行かれそうになったりしました(笑)。
(本当に呼び込みだった。病院なのに!パンフとグミもらった。)
そしていつもの八百屋さんで青菜を買い、
いつもの喫茶店(カフェではない、笑)で、コーヒーを飲んで帰宅しました。
途中、ご近所の蕾が綻びかけた桜や、そろそろおしまいの白木蓮を愛でたり、
町内会の掲示板で、「ハーブの寄せ植え講習会」をみつけたり、
家を出る前はどんよりしていた気分が、すっかり晴ればれ。
そして、ふと考えました。
なんで東京の街歩きは楽しいんだろう?と。
色々考えて、ジミ夫とわたしが導き出した答えは、
「街に歴史と味わいがあるから」です。
別に田舎が悪いというわけではなく、
おそらく、以前住んでいた地域との違いなんだと思います。
わたしが住んでいたのは、ニュータウンと呼ばれる地域で、
元は丘陵地だった場所を平らに造成して、
道路や都市ガス、下水道を完備、広い公園をつくり、学校も新設し、
都心のベッドタウンとして、大々的に売り出したところです。
整備された美しい街並み、まっすぐな道路、庭付きの広い家、
ショッピングモールにホームセンター、
そんな新しい街に希望を抱いて、我が家を含め、
多くの若いファミリー層が都内から引っ越してきました。
確かに、生活するにはとても便利なのですが(但し車は必須)
街歩きの愉しみがあるかというと、うーーんという感じ。
第一、歩いている人があまりいないのです。
朝夕の犬の散歩とか、ウォーキングをしている人はいるけれど、
歩いて買い物に行く人や、
お店をのぞいたり、お茶を飲んだりしている人がいない。
というか、そういうお店がないんです。
お店はチェーン店がほとんどで、個人店がない。
買い物は、大規模スーパーやホームセンター。
食事は、フードコートかファミレスなど。
お茶も、スタバや、コメダのようなチェーン店。
住宅街は住宅だけで、店舗はなし。
歴史の浅い地域なので、昔からあるお豆腐屋さんとか
街中華、和菓子屋さんもありません。
個人経営の小さなお店は、旧市街に行けばあるのですが
そこはすでにシャッター通り。
市の中心から離れたニュータウンにできた大規模店の影響で
客足が遠のいてしまったのです。
個人経営の店が少ないのには、もうひとつ理由があります。
それは車社会だから。
お店を開こうと思ったら、駐車場を確保しなければなりません。
居酒屋チェーンでさえも、駐車場完備です。
はじめの頃は、代行なんて知らなくて、
みんなどうやって帰るの?と思ったものです。
そして、車社会ゆえに、
ぶらぶら歩いて、小さなお店を見つけるということが、できません。
渋滞がないので、車窓からの流れるような景色では、
好みのお店を発見するのは困難です。
生活するには、便利で暮らしやすい街ではあったのですが、
味わいがある街とは言えなかったなと思います。
まだまだ歴史が浅い街なので、仕方がないですが、
30年近く住んで愛着のある土地です。
広大な公園や水場を生かした遊歩道など、魅力はいっぱいあるはず。
地域の特性を生かした、
散歩をするのが楽しい街になって欲しいと願っています。
そして、Uターンではありますが、
新たに住み始めた、私鉄沿線の小さな街。
ちょっとコーヒーが美味しい喫茶店や、
手作りの豆乳ドーナッツが売っているお豆腐屋さん、
旬の野菜の食べ方を教えてくれる八百屋さんなどがある小さな商店街も、
なかなかいいんじゃない?と感じるこの頃です。
ガイドブックには乗らないだろうけれど、
普段着で気軽に入れる普通の飲食店、お魚屋さん、肉屋さんなど、
昔ながらのお店が、東京にはまだまだあります。
住宅街も、デザイナーズマンションがあったかと思うと、
すぐ側には、銭湯やひなびた木造アパートがあったり、
桜の老木がそびえる昔ながらの邸宅があったり、
かと思うと、袋小路の先に、こだわりの雑貨店ができていたりと、
歩いていて、驚きや愉しみがあるのです。
若い頃は、何もないと思っていた地元の街。
銀座や、六本木、渋谷、新宿など、
おしゃれな街、華やかで活気のある街が好きでした。
古臭い地元の商店街を「ダサい」と思っていました。
でも、今は、一方通行だらけの狭い道路が多い地元の街が
楽しいワンダーランドに思えます。
若い頃には、全然気づかなかった街の魅力です。
お洒落じゃなくても、カッコよくなくてもいいんです。
ダサいけれども、歴史があって味わい深い。
そして、ちょっとだけスパイスが効いている(時がある)。
これって、わたしの理想のシニア像なんじゃ?(笑)
だからこんなに心地好いのでしょうか?
子育て中は、活気ある新しい土地で暮らし、
老いて、古くて味わいのある街に戻る。
そんな暮らしもいいんじゃない?と思います。
今日、またなにか新たな宝物が見つかるかも。
そんな想いで、地元の街歩きをするこの頃です。
そんな想いで、地元の街歩きをするこの頃です。
狭いお店が、かえって落ち着きます。
散歩の友は、文庫本。
40代から50代にかけて夢中で読んだ、恩田陸作品を再読中。
改めて読み直しても、やっぱりおもしろい!
薔薇が好き
本日の「わたしが育てた薔薇」は、
「ウィリアム・シェイクスピア2000」。イングリッシュローズです。
パープルがかった深紅が美しい薔薇でしたが、
この品種も、廃盤になってしまいました。
やっぱり薔薇が好き。
↓ 本日も読んでいただき、ありがとうございました!
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