認知症の母と、90歳の伯母の違いに驚く
こんにちは、Uターン主婦のネロリです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
実家のお墓はふたつ
今日は、夫と一緒にわたしの実家のお墓参りに行ってきました。
わたしの実家には、お墓がふたつあります。
高輪にある、祖父母が入っている先祖代々のお墓。
そして、目黒にある、次男である父が買ったお墓。
目黒のお墓には、まだ父しか入っていません。
そして、たぶん母が入っておしまいです。
娘三人、しかも全員長男に嫁いでいるということで、
将来的に墓じまいをすることになると思います。
夫の実家のお墓も、うちの息子の代で途切れるかも?
とりあえず、息子にわたしの両親のお墓の面倒までみさせるのは
申し訳ないので、わたしの代で何とかしようと思います。
伯母と出会う
高輪のお墓で、伯母(伯父の奥さん)にばったり会いました。
90歳の伯母ですが、相変わらずかくしゃくとしていて、
柏にある自立型有料老人ホームから、一人で電車に乗ってきたとのこと。
すごい……。
背筋もピンと伸びていて、とても90歳には見えませんでした。
子供の頃から、伯母はわたしの憧れの大人でした。
昭和6年生まれの伯母は、職業軍人の父親が、戦後、仕事を失ってしまったことで、
高等女学校を卒業後、働いて一家の家計を支えていたそうです。
弟の大学の学費も出してあげたとか。
伯父と結婚してからも仕事を続け、簿記の資格を取り、経理事務をしていました。
その後、勉強して、たしか40歳くらいで税理士の資格を取りました。
そして、70代半ばまで、ずっと仕事を続けていました。
ゴルフが趣味で、よく伯父と一緒に、コースを回っていました。
あの世代の女性としては、進取の気風を持った、自立した女性で、
そのせいか、昔気質の祖母とはあまり反りが合わなかったようですが、
わたしたち姉妹のことは、とても可愛がってくれました。
わたしも、博識で何でもできる伯母が大好きでした。
電話では時々話していましたが、
久しぶりに会って、あんな風に年を取れたらいいなあと感じました。
そういえば、伯母もブログを書いているのです。
2005年からだから、もう17年!
74歳から始めている計算になります。
さすがにここ数年は、年に数回の更新ですが、
時折り更新されていると、元気なんだなと嬉しくなります。
伯父伯母夫婦には子どもがなく、
父の妹の次男を、伯父の希望で大人になってから養子にしています。
ただ、大人になってからの親子関係なので、ビジネスライクらしく、
「墓守をするため」だけの関係のようです。
そんなわけで、高輪のお墓は従弟が継ぐことになりますが、
従弟には女の子しかいないので、これもどうなるかわかりません。
従弟には女の子しかいないので、これもどうなるかわかりません。
小さい頃から、祖父母に連れられて、よく行っていたお墓。
先祖代々の古いお墓なので、墓じまいするとなるとかなり大変そうです。
今日は、伯母とお茶だけして、車で品川駅まで送りました。
柏だと、品川から乗り換えなしで行けますので、楽みたいです。
今度、ゆっくり伯母と会えるのはいつになるでしょうか?
認知症の気はまったく感じませんでしたが、
いつまでも元気で、わたしの憧れの伯母でいて欲しいです。
母のワクチン接種
母は、今日、コロナワクチン3回目を打ちました。
施設長さんが、施設近くの区の施設に連れていってくださったそうです。
母もファファモ。
ファイザーだと全然予約が取れず、モデルナになりました。
ホームの近くの接種会場は人気があるのか、わたしよりずっと早く申し込んだのに
わたしより接種が遅くなってしまいました。
副反応が重くないといいのですが、看護師さんが常駐しているので
そのあたりは、自宅より安心かも。
それにしても、今日、伯母に会って、
90歳でもこんなにしっかりしている人もいるんだなと驚きました。
認知症の母の自宅介護中は、病院に行っても、デイサービスに行っても
母と同じか、もっと重い症状の人ばかりでしたから。
伯母より4歳も若い母が、認知症で別人のようになってしまったのを思うと
やはり、寂しい気持ちになってしまいます。
仕方のないことですけどね。
もし、母が認知症でなかったなら、今も一緒に宝塚を観劇に行けたかなとか、
温泉にも行きたかったななどと、思ってしまいます。
そんな風に思えるのは、母がホームに入ったことで
わたし自身にも心の余裕ができて、
母を思いやる気持ちが出てきたからかもしれません。
もし、まだ自宅で介護をしていたら、
阿鼻叫喚で、それどころではなかっただろうと思います(汗)。
伯母には、母がホームに入ったことを、まだ告げていません。
伯母だけでなく、母の友だちや、ご近所の方にも。
同世代の方は、きっとショックを受けると思うのです。
とにかく社交的で、元気な母でしたから。
カウンセラーの先生に相談したところ、
「言う必要はありません。ちょっとショートステイへ……で通して、大丈夫」
とアドバイスされました。
嘘も方便といいますし、何年か経てば、皆さん分かってくださるかなと思っています。
ガッカリさせてごめんなさい
ネットで買ったハンギングです(笑)。
水やりをしていると、よく「綺麗ですねー」
「どうやって作るんですか?」と聞かれるのですが、
「あのー、できているものを買ったんです(汗)」
と正直に答えると、皆さんちょっとガッカリなお顔をなさるんです。
こういう場合も、嘘も方便で「ええまあ」とニッコリした方がいいいのかな?
でも「やりかた教えてください」と言われると困るし、難しいです。
ご近所の皆さんの期待に添えたいのは山々なのですが(苦笑)。
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