ひもじかった高校時代の思い出

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今日は、いいお天気の日曜日でした。
日の出の時間も少しずつ早くなって、
ラジオ体操の帰り道に日の出を拝めるようになりました。
春が少しずつ近づいています。

ひもじかった高校時代

わたしは、自他ともに認める食いしん坊。
常にダイエットの必要性を感じています。
でも、子どもの頃は好き嫌いが多く、食も細くて痩せっぽちでした。

わたしが食べることに執着し始めたのは、下宿生活をしていた高校時代からです。
今思うと、人生で一番貧しい食生活をしてました。

下宿の食事の量が少なく、しかもおいしくなくて、
いつもひもじい思いをしていました。

仕送りも2万円と少なく、その中から銭湯代や、昼食代も出さなければならなかったので、
生活も大変でした。

高校には学食があり、メニューは定食と麺の2種類。
麺は確か150円くらいだったでしょうか、定食は高いのでいつも麺を食べていました。

他の同級生は、親の作ったお弁当を持ってきていているにも関わらず、
購買部でパンを買って早弁していたりして、すごくうらやましかったです。

わたしが食べ物に対して意地汚く(汗)なったのは、
この頃の生活が原因だったのではないかと思います。

今から思うと、仕送りを増やして貰えば良かったのですが、
親は海外にいるし、今の時代のようにネットもなく、
下宿なので電話もなくて、連絡手段は手紙だけ。

親も慣れない駐在生活で、わたしの生活まで気が回らなかったのでしょう。
後からわたしの生活を知り、申し訳なかったと思ったようです。

とはいえ、食べるものもないくせに、貴重な500円を出して宝塚を観ていたのですから、
わたしの自己責任かもしれません。
でも、月1回の観劇が、当時のわたしの一番の癒しでした。

四畳半一間、冷蔵庫も洗濯機もなく、お風呂なし、トイレと洗面は共同、
食事は激マズというあの頃の下宿生活を思うと、大抵のことは我慢できるように思います。

大学生ならアルバイトもできたでしょうけれど、高校はもちろんバイト禁止、
というか、当時は高校生を雇ってくれるところはなかったと思います。

短大に入ってから、高校生になった妹と実家で二人暮らしになった時は、
仕送りも増やしてもらいましたが、
元から気が合わない妹とは、喧嘩ばかりしていたように思います。
それはそれで色々大変でしたが、ひもじい思いはせずに済みました。

下宿ではあまりお肉を食べることができなかったので、
安い鶏胸肉を買ってきては、焼いて食べていました。
お料理と洗濯は、主にわたしの担当でした。

わたしが社会人になってからまもなく、両親と末妹が東京に戻ってきて、
ようやく家族全員で暮らせるようになりましたが、
それもほんの2年ほどで、わたしは結婚して家を出ました。

なので、わたしが両親と暮らしたのは中学生までと言えるかもしれません。
親元を離れて暮らしたのが、反抗期と言える時期だったので
そこまで辛いと思うことはなかったように思いますが、
学校嫌いだったこともあり、高校生らしい楽しみはなかったです。

反対に、短大に入ってからの方が、親元離れて下宿している子も多く、
仲間ができたようで楽しかったです。

でも、結婚して自分の家庭を持てた頃が、一番楽しかったかもしれません。
実家が嫌というわけではなかったけれど、病気がちな父親中心の家庭だったし、
常に家族での行動を強いられていたので、あまり自由がありませんでした。

今となっては、それも懐かしい思い出になっていますが。

結婚してから

ジミ夫と結婚してからは、献立もわたしが決められるし、
家事も自分の好きなようにできるし、一家の女主人になったようで、
とてもうれしかったです。

実家では、父が食べられないので、揚げ物やお肉類が少なく
いつもお豆腐やお魚ばかりだったので、
唐揚げやトンカツを家で食べられるのがうれしかったですね。

そのせいか、結婚してあっという間に太ってしまい、
よく「幸せ太り?」と笑われました。単に食べ過ぎ(汗)。

お菓子を作ったり、人を招いてホームパーティをしたり、
人生で一番お料理を頑張っていたのも、この頃です。

そして今は

息子が家にいた頃は、ボリュームを第一に考えた献立でしたが、
今は夫婦二人の生活。量は少なくてもいいので、
美味しいものを食べたいと思うようになりました。

後は、やはり健康を考えた献立が多いですね。
夫婦ともにコレステロール値が高いので、
糖質や油脂、塩分は控えめに、野菜を多く摂るようにはしています。

でも、あまりに節制した食生活では味気ないし、
残り少ない人生なので、時には美味しいものも食べたいです。

それでも、ひもじい思いをすることがないのは、本当にしあわせなことだと思います。

食べることができて、雨風を凌げる家があり、
夫婦ともにまずまず健康、母も特養で穏やかな毎日を送り、
アラサー息子もなんとか独り立ちしてくれたので、今が一番幸せかもしれません。

これ以上を望んだら贅沢かもしれませんが、
できたら、メンタル系のお薬とさよならできたらなと思っています。

そして、残りの人生を生き生きと暮らせたら、もういうことないですね。

neroli_726.jpg
写真がないので、久々に旧自宅の薔薇。
いつか水彩画で描けたらいいなと夢見ています。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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