こんな風景はもう見られないかも〜西伊豆、堂ヶ島〜

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

4年ぶりの旅行から帰宅しました。
たった1泊でしたが、ものすごく長く家を空けていた気分です。
昨日の朝に出かけて、今日の午後には帰宅したというのに。

ジミ夫と西伊豆の堂ヶ島温泉に行ってきました。
西伊豆に行ったのは、新婚時代に車で伊豆半島を一周して以来。
堂ヶ島温泉に泊まったのは初めてです。

西伊豆にドライブ旅行したいというのは、ジミ夫の希望でしたが、
70歳過ぎての長距離ドライブは、さすがに疲れたようでした(汗)。

それでも、天候に恵まれたおかげで、山や川、そして海と、
美しい風景を眺めながらのドライブは、心が洗われました。
紅葉の季節は、さぞかし見事な眺めだろうなと思いました。

東伊豆に比べて、西伊豆は平地が少ないですが、自然が豊富でとても美しいところです。
ホテルのバルコニーからは、溶けるように海に沈む夕日を見ることができました。
海面に映える夕日の美しさには、言葉を失うばかり。

こんな素晴らしい風景は、もう2度と見られないかもしれないと思いながら、
目に焼き付けました。

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前日までは雨だったそうで、ホテルの方からも、
こんな夕日は1年のうちでもなかなか観られませんよと聞きました。

若い頃の旅で、当たり前のように眺めた景色が、
今、振り返ってみると、本当に奇跡のような風景だったんだなと思うものがあります。

あの頃は、人生は永遠に続くように思っていました。
浅はかで考えなしでしたね。
でも、それも今になって思うことで、当時の自分としてはあれが精一杯だったのかな。
若いうちから、心が60代と同じなわけありませんしね。

neroli_755.jpg

家にいるのが好きなわたしですが、こうした自然の美しさの中にいると、
日頃の悩みが小さなことのように感じます。
やはり時には、環境を変えてリフレッシュすることも大切ですね。

東京にいると、人工的な風景ばかり目にしているので、
大自然の造形の素晴らしさを忘れてしまいがちになります。

茨城にいた頃、富士山の裾野を歩いて1周するツアーに参加したことがあります。
その時、わたしにとっては見慣れた田園風景に、
他の参加者の方々が感嘆の声をあげていて、不思議に思ったものですが、
今のわたしなら、その気持ちがわかる気がします。

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国の天然記念物、堂ヶ島の「天窓洞」。
岩でできている海触洞窟です。
遊覧船に乗って、洞窟めぐりができます。
中央は天井が丸く抜け落ちて天窓のようになっていて、光が射しこんで本当にきれいでした。

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駿河湾に面したホテルのバルコニーからの眺め。
ふだん、海を見る機会が少ないので、青い大海原を眺めるだけで心が躍ります。
東京や横浜でも海を見られないことはないですが、やはり何か違う気がします。

昔、友人と東伊豆の稲取に行った時に、あまりにわたしが海を見て興奮していたので、
「海を初めて見た人みたい(笑)」と言われたこともあります。

なぜこんなに心が躍るのか、自分でも本当に不思議。
生まれたのが横須賀だからでしょうか。
記憶は全然ないのですけれど。

あ、温泉にもちゃんと入ってきました。
露天風呂が気持ちよかったです。

お世話になったのは、「堂ヶ島ニュー銀水」。
今の上皇陛下が天皇陛下だった平成11年に、両陛下がお泊まりになったそうです。
ホテルと称していますが、客室は和室で12畳に広縁つきと、とても広かったです。

我が家は和室がないので、畳の部屋は久しぶり。
ベッド生活なので、お布団で寝たのも久しぶりでした。

夕食はお部屋食。
お料理も一口サイズになっていて、シニアには食べやすかったです。
夕日に夢中で、お料理の写真を撮るのも忘れていました(汗)。

普段、人のお世話をすることばかりで、されることがないので、
おもてなしされるのが、嬉しいような気恥ずかしいような気分でした(笑)。
貧乏性ですね。

明日からは、またいつも通りの毎日が待っています。
頑張ります。

旅行ボケなのか、ダラダラな記事ですみません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
明日からは、たぶん普段通りの更新になると思います。

コメントや応援クリック、メッセージもありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また・・・。

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Comments 6

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原田さよ

なんて美しい海なんでしょう!目も心も洗われたようにスッキリされたことと思います。ネロリさん、ほんとうに良かったですね。
お写真を拝見して、その気持ちをおすそ分けしていただいたような気持ちになりました。


私は昨日、稲刈り前の田んぼがどこまでも続くなか車を走らせていました。
空の青と田んぼの黄緑のコントラストが美しく、見慣れた風景なのに「住めば都」とはこのことだわ~とほっこりしました。
それで満足していたのですが(笑)ネロリさんのこの記事を読ませていただくうちに、海を見に行きたくなりました!

そら

素晴らしい夕日 今の季節の夕日は 特に美しいですね。💕
写真も プロの方の撮影です。本当に いい旅でしたね。西伊豆は あまり行く機会がないですが 海の美しさは 抜群です。私も 昔の旅 思い出しました。

温泉♨️も 海を眺めながらだと とっても開放感があります。素晴らしい旅 本当に良かったです。

フェラン

コロナで旅行も行きづらくなってしまいましたよね。リフレッシュされましたか。私も歳を重ねるにつれ、何気ない景色を美しいと感じるようになりました。

運転はかなり神経を使いますよね。私の父は東京住みで60代ですが、何年か前に免許は返納しました。東京だと交通の便も良いし、車に乗る機会がなくなってしまったので。ジミ夫さまもお気をつけくださいね。電車旅もなかなか良いですよ(^^)

素晴らしい夕日ですね。

  • 2022/10/02 (Sun) 10:25
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
原田さよさま

さよさま、こんばんは。
コメントありがとうございます。

おかげさまで、久々の旅行に行ってまいりました。
ほんの1泊でしたが、美しい風景の中でリフレッシュできました。

西伊豆町は、「夕日のまち」と言われていて、
有名な夕日スポットがたくさんあるようです。
夕日だけでなく、松島のような景観もとても素晴らしかったです。

>空の青と田んぼの黄緑のコントラストが美しく、
>見慣れた風景なのに「住めば都」とはこのことだわ~とほっこりしました。

黄金色の田んぼと青空・・大好きな風景です。
茨城にもしばらく足を運んでいませんが、
できたら、稲刈りが終わる前に見に行きたいです。

ブログ記事も拝見しました。

苦手なことは、得意な人に頼むというお話、
わたしも何でも自分でやろうとするところがあるので、
苦手なことは、人に頼んでいいんだなと気づかせてもらいました。

家電選びは難しいですね。
わたしは、ネットレビューを参考にすることが多いですが、
人によって意見が全然違っていたりすると、本当に迷ってしまいます。
家電選びが得意なお友だちがいらして、羨ましいです。

お義母様の介護で、調査の人にありのままを伝えたお話も、とても共感しました。
わたしも、認知症の初期の頃の母は、まだ自分でできることも多かったですし、
他人から見たら、普通に見えていたと思います。

それでも、「?」と思うことや、困ったことは何でも言いました。
わたしの場合は、実母だったので言いやすかったのだと思います。
もし義母だったら「そんなことまで言うの?」と
自分自身でストッパーをかけてしまっていたかもしれません。

でも、認知症の場合はこれから先、よくなることはないので
現状を知ってもらうことは、大切なことだと思いました。

さよさまの記事を読んで、介護に悩む多くの方が
「言ってもいいんだ!」と気づいてくださるといいなと思いました。

ブログの更新、お仕事と、お忙しいと思いますけれども、
季節の変わり目ですし、どうぞご自愛くださいね。
いつもありがとうございます。

ネロリ
ネロリ
そらさま

そらさま、こんばんは。

写真を見ていただき、うれしいです。
わたしの腕というよりも、好天のおかげでいい写真が撮れました。
今のスマホは本当に優秀ですね。

西伊豆は、東京からは少し遠いですが、とても美しいところでした。
「夕日のまち」として知られているそうです。
堂ヶ島は「伊豆の松島」、天窓洞は「日本の青の洞窟」と言われているとか。

温泉も本当に久しぶりでした。
露天風呂なんて、10年ぶりくらいだったのではないでしょうか。

出不精なわたしですが、ジミ夫の体力があるうちに、
旅行を楽しもうと思うようになりました。

いつも温かいコメントをありがとうございます。

ネロリ
ネロリ
フェランさま

フェランさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

コロナ禍ということで、旅行も色々と制限がありましたが、
母が特養に入ってひと段落ついたということで、
ようやく出かけてみようかという気分になりました。

お父様、60代で免許を返納されたのですね。
早めのご決断、素晴らしいです。
わが夫のジミ夫は、マニュアル車が運転できなくなったらと言っていますが、
今回のドライブ旅行で、やはり長旅は大変と思ったようです。

助手席のわたしも、事故を起こさないようにと緊張して疲れてしまうので、
できれば鉄道の旅がいいです(笑)。

今、車に乗るのは、母の施設に行く時や、お墓参りですね。
車があれば便利ですが、都内なら無くても大丈夫なので、
後はジミ夫の決意だけというところです。

先日ご紹介いただいた玉置妙憂さんの著書が図書館に届いたようなので、
明日にでも受け取りに行ってこようと思います。
重い課題ですけれども、今のうちに受け止めておかなければと思っています。