やっぱり読まなきゃよかった「ヤフコメ」

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

今日の東京は、夏が戻ったようなお天気でした。
最高気温は30度には至りませんでしたが、すっかり秋の気分になっていたので
久々の暑さに身体が戸惑ったのかもしれません。
10月上旬までは残暑が続くようなので、気をつけようと思います。

ヤフコメ

日本最大級のポータルサイト、ヤフー。
「Yahoo!ニュース」や、天気予報、ショッピングを利用していらっしゃる方も多いかも。

わたしは、ほとんどテレビを見ないので、ニュースもネットで見ることが多いです。
そして、以前はよく「Yahoo!ニュース」を利用していました。
ただ、ニュースにつくコメントに不快な思いをすることが多く、コメントを非表示に設定しました。

そのうち、ニュースもNHKの「ニュース防災」を主に読むようになり、
「Yahoo!ニュース」は、災害時や大きな事件が起きた時くらいしか見ないようになりました。

今回も、そうしていればよかったのですが・・・。

姥捨山?

先日、東京都北区の特別養護老人ホームで、
92歳の入所者の女性が職員に暴行を受けて亡くなりました。

容疑者が逃げているのは知っていましたが、捕まったことを知らずにいたところ、
ジミ夫から「犯人捕まったらしいよ」と聞き、詳細を知りたいと思い、
久々に「Yahoo!ニュース」を開いたのです。

ニュースの詳細は、今さら書きませんが、
そのニュースについた様々なコメントを見てしまい、気分が落ち込みました。

亡くなった女性のご家族の「母を返してほしい」という言葉に、
「それならなんで自分で面倒みなかったんだ(意訳)」のようなコメントがついていました。
「結局、特養なんて姥捨山だろ」というようなコメントも。

親の介護なんて考えたこともない世代の方(たぶん男性?)でしょうか。
将来、自分も介護に直面する時が来るだろうし、
いずれは自分が介護される側になるなんて、思ってもいないのでしょうね。

介護職に携わっている方のコメントも多く見受けられましたが、
中には「特養の中でまともな施設なんて1割もない(意訳)」
「慢性的な人手不足で、おかしな職員は一定数いる」というコメントもありました。
親を特養に入所させている立場としては、不安が募るばかりです。

介護職を「底辺が就く仕事」と書いている人もいて、本当に失礼だなと思いました。
やっぱり、コメントは読むべきではなかったです。

わたしの今の生活は、母の介護を担ってくださる人のおかげで成り立っています。
もし、今も母と同居していたら、ジミ夫もわたしも壊れてしまっていたかもしれません。
それほど、認知症の母親との生活は過酷なものでした。

母の主治医やケアマネさん、そして末妹の勧めで、母を施設に入れる決心をしました。
わたしにとっては、とても重い決断でした。

わたしは介護から逃げ、母を捨てたのでしょうか?
だから、もし母がひどい目に遭っても、文句を言うなということでしょうか?
母が穏やかに暮らすのを願っては、いけないのでしょうか?

ああいうコメントの中でも、罵詈雑言を吐く人は本当に極少数だとわかっていても、
目に入ると不愉快な気分になるものです。
日常生活に不満が多くて、ああいう場で鬱憤を晴らしているのでしょうか。

今回、被害に遭った女性が認知症かどうかはわかりませんが、
事件に対するコメントの中には、認知症の症状を知らず、
特養がどの程度の介護が必要な人が入る施設かもわからずに、
的外れな意見を書いている人が、けっこういました。

そういうわたしも、母が認知症になり、要介護認定を受けるまでは、
介護の現実をまったくと言っていいほど知らなかったので、人のことは言えません。

ただ、わたしは、自分がよく知らないことに関して、上から目線で意見したり、
正義感を振りかざしたりはしたくないと思うだけです。

わたしも、「やれやれ、またこんなこと書いてるし」と、
苦笑いを浮かべられるくらいの大人の対応ができるようになりたいものですが、
まだまだ度量が狭い人間です。

なので、心の平安のためにも、やはりヤフコメは封印しておこうと思います。

そして、亡くなられた女性のご家族が、
心無いコメントでこれ以上傷つくことがないよう、心から願っています。

おわりに

neroli_744.jpg
旧自宅の薔薇。エヴリン。

ネットのトラブルは昔からありましたが、今は正義感からくるコメントで炎上したり、
人を傷つけることが増えました。

とてもわかりやすい記事を見つけました。
なんだか自分のことを書かれているようで、ドキリとしました。

「正義中毒」を乗り越えるには、人を許せない自分や他者、
相手をバカにしてしまう自分や他者の愚かさを
人間なのだからしょうがないと諦めること。
常に自分を客観的に見る習慣をつけていく(メタ認知)が鍵!

だそうです。気をつけます(汗)。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメントや応援クリック、メッセージ、いつもありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また・・・。

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Comments 9

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原田さよ

私は、特養であれ有料老人ホームであれ、そこへ家族を入所させたくても出来ない人がああいうコメントを書くことがあるのかもと思ってみています。もちろん、なんの事情も知らずに書いている人のほうが多いと思いますが。
あ!私は、ネロリさんはじめ、ご家族の事情は想像できているつもりです。どれほど大変だったか…。義母と暮らしてみてはじめてわかったことが沢山ありました。

批判と中傷は別のもの。
昔私のブログに、「息子さんのことやご友人のことを書いて自分の承認欲求を満たそうとするなんて」というメッセージをもらったことがあります。
そのときはショックでしたが、だんだん思いが変わりました。いろんな立場の、いろんな感情を持った人が読む可能性があることを、私はもっと知るべきだと。
ブログを長く書いてきて良かったのは、自分の正義は自分だけのものだと気づかせてもらったことかもしれません。

白ポンの独り言

いつも拝見してます

水菜

介護の経験はないので(長男の嫁ですが、逃げたので)、これについては語る資格がありませんが…
うちの旦那が今年の6月末まで働いていたグループホームは、事件を起こしそうな人は見当たらず、皆さん介護という仕事に強い責任感と誇りを持っていたようです。
すごくマジメだったそうな…
施設によって、色々なんでしょうね。
ん~…
家族や親族の反対で施設に入れることが出来ない人もいるでしょうし(特に田舎)、本人が施設を拒否するケースもあるでしょうし(姑もそうでした)、若い人の中には「年寄りが無駄に長生きするせいで、自分たちが苦労させられていて、未来も暗い…」と思ってる人も多いようなので、いろんなコメントが入るんでしょうね。

私は、原田さよさんのコメントにあった『承認欲求』という言葉に反応してしまい、これを書いてます。
ブログを書いてる人たちは、私も含めて全員『承認欲求』があるのでは?
ないのであれば、非公開にするか、自分の日記帳に書いてるでしょうからね。
聞いて(読んで)ほしい、知ってほしい、解ってほしい…程度の欲求なら、ブロガー全員にあると思います。
わざわざ指摘されるのは、おかしな話ですよね。
「あなたには目がふたつありますね!」みたいに言われるのと、同じことのように感じてしまいます。
褒められたい、優位に立ちたい、尊敬されたい…みたいなレベルの人は、疲れるけど…

長々と失礼しました。

  • 2022/09/27 (Tue) 08:55
  • REPLY
フェラン

以前一度コメントさせていただきました。

私は自分の頭がしっかりしているうちに死にたいですし、自分の子供に迷惑をかけるくらいなら尊厳死の選択肢もほしいなと思っています。

今の制度のままだと日本は破綻しかねないと思いますし、国の衰退を防ぐためには仕方ないのかなと。

もちろんネロリさんの考え方も分かりますし、色々な考えがあっていいのかなと思います。

  • 2022/09/27 (Tue) 11:43
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
原田さよさま

さよさま、こんばんは。
お忙しい中、コメントありがとうございます。
体調の方は、いかがでしょうか?
どうぞ、お大事になさってくださいね。

> 私は、特養であれ有料老人ホームであれ、そこへ家族を入所させたくても出来ない人が
>ああいうコメントを書くことがあるのかもと思ってみています。

そうなんですね!そういう見方もありますよね。
考えつきませんでした。
酸っぱいブドウみたいなものでしょうか。

施設に入れるには、やはりお金がかかりますし、
わたしは恵まれているのに、それに気づいていませんでした。
ありがたいことだと思わなくてはいけませんでした。

> 昔私のブログに、「息子さんのことやご友人のことを書いて自分の承認欲求を満たそうとするなんて」
>というメッセージをもらったことがあります。
> そのときはショックでしたが、だんだん思いが変わりました。
>いろんな立場の、いろんな感情を持った人が読む可能性があることを、私はもっと知るべきだと。

厳しいメッセージですね。
でも、辛い状況の中、ブログを書くことで誰かと繋がりたい、
孤独な心の隙間を埋めたいという方も多いと思います。

それが承認欲求だと言われれば、それまでですが、
世の中には色々な考えの人がいて、その時の環境によっても、
感じ方が違うのでしょうね。

わたしは豆腐のメンタルなので、そういうコメントが来たら、
ショックでコメント欄を閉じてしまうか、
もしかしたらブログをやめてしまうかもしれません(汗)。

「自分の正義は自分だけのもの」
わたしも、心に留めておきたいと思います。

ネロリ
ネロリ
白ポンの独り言さま

白ポンのひとりごとさま、はじめまして。
コメントありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

ネロリ
ネロリ
水菜さま

水菜さま、こんばんは。
お引越し準備でお忙しい中、コメントをありがとうございます。

ご主人様は、介護業界でお仕事をされていらしたのですね。
コメントを読ませていただいて、本当にうれしく思いました。
本当にお疲れ様でした。

認知症の母の介護がどれほど大変だったか振り返ると、
母のお世話をしてくださる皆様に、足を向けて寝られないという気持ちです。
今日も、特養に出向いた時に、母の様子を教えていただき、
本当にありがたかったです。

母も、元気な頃は「一人暮らしができなくなったら施設に行く」と言っていましたが、
いざ認知症になってからは、
「施設には絶対に入らない」「親を追い出すなんて鬼だ!」と罵られました。
病気が言わせているとわかっていても、辛かったですね。

>若い人の中には「年寄りが無駄に長生きするせいで、
>自分たちが苦労させられていて、未来も暗い…」と思ってる人も多いようなので、
>いろんなコメントが入るんでしょうね。

そうですね。当たっているだけにキツいです。
我が家はすでに年金生活ですが、母の遺族年金とそう額が変わりません(汗)。
それでも母は「年金が少ない」と不満を言っていました。

>ブログを書いてる人たちは、私も含めて全員『承認欲求』があるのでは?
>「あなたには目がふたつありますね!」みたいに言われるのと、同じことのように感じてしまいます。

そうですよね(笑)。
もしかしたら、ある程度満たされた生活を送っている方は、
ブログを書こうとは思わないかもしれませんね。
心の奥底に溜まった澱を吐き出す必要がないでしょうから。

シニア世代でブログを書いている方って、目立ちたがりというより、
基本的に、真面目なかたが多いと感じます。
だから、色々思いつめたりして、ストレスを溜め込んでしまうのかかもしれません。
自分もそうなので、親しみを感じて応援したくなるのですけれど。

何だか支離滅裂になってしまいました。
いつも、読んでいただきありがとうございます。
お引越しまで大変でしょうけれど、息子さんとのランチを楽しみに頑張ってくださいね。

ネロリ
ネロリ
フェランさま

フェランさま、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

特養へも、母の終末期のケアに関しての「意向確認書」を定期的に提出させられています。
親の死に方を家族が決めるのは、難しいですね。

母は尊厳死協会の会員なので、しっかりしていた頃の母の意向に添いたいと思います。
ただ、なるべく穏やかに、痛みや不安なく、生を終えてほしいと願っています。

わたし自身も、息子に迷惑をかけたくないと思いますが、
いざとなったら、自信がないかも(汗)。

手術による短期間の入院でさえ、不安症状が出て辛かったです。
メンタルが弱いので、頭がしっかりしている間は、生に執着しそうな気がします。

ただ、家の片付けなどの終活だけは、きちんとやりたいです。

いつもお読みいただきありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたしますね。


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  • 2022/09/28 (Wed) 09:15
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