わたしの不調を一瞬で見破った母の愛

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

今年のお盆もおわりですね。
我が家は、どちらの菩提寺も7月にお盆の法要が行われるので、
8月は特に何もしませんが、7月はまだ梅雨の真っ只中のことが多いので、
やはり8月の方が、お盆らしい感じがしますね。

母の愛は無償の愛

昨日は、母とのズーム面会で、楽しい時間を過ごせました。
母がとても喜んでいたのが、印象的でした。
あんな風にみんなで集まったのは、父の十三回忌以来です。

わたしは、長子ということもあり、子どもの頃は叱られた思い出ばかりで、
母に甘えた覚えがあまりありません。
ことあるごとに「ネロリは、お姉ちゃんなんだから」と言われて育ちました。

高校に入ってからは、親元を離れて下宿生活をしたので、
母との心理的な距離も、ずいぶんと離れてしまいました。
そんな母の、母親らしい愛情をしみじみと感じたできごとがあります。

もう20年以上も前でしょうか。
茨城に住んでいた我が家は、元旦にジミ夫の実家に赴いて1泊し、
翌日、わたしの実家に1泊して帰るというというのが、お正月の過ごし方でした。

元日は、早朝5時ごろに車で家を出るので、年末は、大掃除や、
両方の実家に持って行くおせちの準備などで、おおわらわでした。

ある年の元旦、わたしは疲れからか、風邪をひいてしまいました。
朝起きたら、ひどく体調が悪く、頭は痛いし熱もあります。

ジミ夫は、無理せず留守番をしていてもいいと言いましたが、
せっかくのお正月なのに、自宅で一人で寝ているのも嫌でしたし、
何より、長男の嫁であるわたしが行かなかったら、
気難しい義父がきっとまた不機嫌になるだろうと思ったので、無理して行くことにしました。

もし、どうしても具合が悪かったら、休ませてもらおう、
さすがにこんなわたしの様子を見たら、体調不良だと気づくだろうと思いました。

甘かったです。
着いた早々、義母から台所の手伝いを頼まれ、お燗をつけたり、天ぷらを揚げたり
慌ただしく働きました。
男性陣は、お酒を飲みながらくつろぎ、女たちはコマネズミのように働く。
ジミ夫家のいつもの風景です。

最初はわたしを気遣っていたジミ夫でしたが、お酒が入ると、
わたしのことなどすっかり忘れたようで、自分が横になってしまいました。

そのまま夜になり、体調は最悪でしたが、誰もわたしのことなど、気にしていません。
今から思えば、熱があると言えばよかったのですが、
みんなが楽しくお正月を過ごしている時に、水を差したくなかったのです。

当時、自分が義父に嫌われていると自覚していたわたしは、
弱っている姿を義父に見せたくないという、おかしな意地もありました。
義母は、もともと鈍感な人なので、本当に気づいていなかったのでしょう。

そんなわけで、一晩明けた翌日の午後、車でわたしの実家に行きました。
ジミ夫の実家とわたしの実家は、車で20分ほどと近いのです。

玄関を開け「おめでとうございます」と声をかけると、
母がバタバタと出てきました。

そして、わたしの顔を見るなり「どうしたの?!」と驚いています。
「ちょっと風邪ひいたみたい」というと、
「ちょっとじゃないでしょ!」と怒ったように言い、
ものすごい勢いで、座敷に布団を敷きました。

布団に横になって熱を測ったら、39度近くありました。
母が氷枕を作ってくれて、脇の下にも袋に入った氷を当ててくれました。

ジミ夫と息子の面倒を見つつ、母は度々顔を出して、氷を替えてくれ、
飲み物を飲ませてくれました。

わたしの額に手を当て、心配そうな顔の母を見て、
遠い昔、やはり風邪で熱を出したときの思い出が蘇りました。

「桃の缶詰があったら、食べたいな」と言うと、母はすぐに持ってきてくれました。
さすがに自分で食べましたが、いい年をしていても、
親に看病してもらうのって、こんなにうれしいのかなと思いました。

母とは、父がまだ存命な頃から、よく喧嘩していました。
母は、激しい性格で、プライドが高く、負けず嫌い。
その上、世間知らずなところがあって、よくその言動にイライラしていました。
義母の方が、よほど穏やかな性格でした。

それでも、親なんですね。
わたしの体調不良に一目で気づいたのですから。
親ってありがたいものだなと思いました。

母の気遣い

もうひとつは、わたしが子育て真っ最中だった頃のこと。
まだ息子が1歳くらいだったと思います。

初めての育児に、髪を振り乱して奮闘してしていたとき、
母が、ミュージカルのチケットをプレゼントしてくれました。
息子を預かるから、妹と二人で観に行ってきたらとのことでした。

演目は「マイ・フェア・レディ」。
イライザは大地真央さん、ヒギンズ教授は細川俊之さんでした。
久しぶりの帝国劇場、久しぶりの生の舞台。
本当に楽しかったです。

その頃、妹もご主人とうまく行っていなかったので、
それもあったのでしょうね。
まだ妹ともまあまあ仲がよかったので、二人で舞台を満喫しました。

認知症になってからは、母に優しくしようと思いながらも、
問題行動を起こし、暴言を吐く母を、何度も見捨てたくなりました。
顔を見るのも嫌になり、母に睨まれると本当に具合が悪くなりました。

そんな母が、施設に入所してからは、穏やかになり、
昨日のように楽しく会話ができたりすると、
優しかった時もあったよなあと、昔を思い出すのです。

母とは度々喧嘩をしたし、介護を始めてからは色々なことがありましたが、
最後は笑顔で母に接したい、母に感謝の思いを伝えたいと
素直に思えるようになったこの頃です。

おわりに

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いつも母をボロクソに書いていますが、優しい一面もあったなあと思い出し、
忘れないうちに記録しておくことにしました。

母に看病してもらった思い出は、本当に親の愛を感じました。
お母さん、ありがとう。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメントや応援クリック、メッセージ、いつもありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また・・・。

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Comments 2

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そら

こんにちは
今晩の献立 イタリアン肉じゃがです。🍽 バター醤油味で ニンニクもきかせます。
お砂糖は使わず みりんで 少し甘味をつける程度です。トマト🍅 ズッキーニ パプリカなども入った夏味🎶だと思います。

ジミ夫様も 甘辛肉じゃがでないので もしかしたらと思い コメントしました。白ワインも入り スープも美味しいので パンにも合う簡単惣菜です。

ネロリ
ネロリ
そらさま

そらさま、コメントありがとうございます。

インスタ拝見しました。
イタリアン肉じゃがのご紹介、ありがとうございました。
とっても美味しそう!
あれならうちのジミ夫も大丈夫そうです。
今度作ってみます。

ジミ夫は好き嫌いが激しいわけじゃないのですが、
あっさりした味が好みで、お酢が苦手。
サラダも、ドレッシングは使わず、塩胡椒とオリーブオイルです。
簡単でいいけれど、作り甲斐がないような、そんな感じ。

文句を言うわけではないから、まだマシですが、
何でも美味しく食べてくれる人だといいのになあと時々思います。