Uターン東京生活1年〜わたしの居場所はここだから

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

結局、最高気温39度には達しなかった東京です。
午後3時頃にわか雨が降り、ほんの少し気温が下がりましたが、
湿度が高くて、不快指数MAXでした。

明日は雷雨の予報ですが、絵画教室があるので、いちおう出掛ける予定。
スケッチブックや道具類は教室に置いてあるので、
濡れる心配はありませんが、感染対策に気をつけて行こうと思います。

Uターンして1年経っていた

気づいたら、東京へUターンしてきて1年が経っていました。
慌ただしく過ごしていたので、すっかり忘れていました。

母の希望もあり、夫婦でも話し合って、ポジティブな気持ちで東京に戻ってきましたが、
はじめのうちは、寂しくてたまりませんでした。

実家と言っても、親が転勤族だったので、ずっと東京にいたわけではありませんし、
同級生も皆引っ越して、近所にはいません。

話す相手は、認知症の母とジミ夫だけ。
わたしの最大の癒しだった庭もなくなり、
温かみのないガランとした部屋で落ち着かない日々でした。

実家には、10年以上もの間、毎週泊まっていたので、
この街での生活にもすぐ慣れると思っていました。

通うのも、引っ越すのも同じようなものだと考えていましたが、
まったく違っていました。

自分のテリトリー、生活様式、人間関係、すべてが変わりました。
茨城では当たり前だったことが、東京では当たり前ではありません。
そのギャップに、なかなか慣れませんでした。

茨城の自宅を処分したことで、もう戻る場所はないという
背水の陣のような気持ちもあったかもしれません。

30年近くも茨城に住んでいたのですから、仕方ないとは思いますが、
母の介護に追われ、引っ越しの片付けもままならず、いつも疲れていました。
最初の1ヶ月は、食事を作る気力もなくて、コンビニ食も多かったです。

そして、引っ越し後まもなく、母が階段から落ちて左大腿骨と恥骨、左肩を骨折。
手術と4週間の入院生活、そして退院後は、家でのリハビリ生活になりました。

新型コロナ感染症のせいで、入院中は面会禁止。
そのためか、退院後の母は一気に認知症が進行してしまいました。

昨年の秋から年末にかけては、本当に厳しい日々でした。
毎日泣いていましたし、母との関係に悩みました。
ほんの1年前のことなのに、遠い昔のようです。

後悔はしたくない

あれから1年経ち、今はすっかり穏やかな生活になりました。
母を施設に入所させるという決断は、間違っていなかったと思います。
というか、思いたいです。
もし、茨城で同居していたとしても、同じだったと思います。

施設に入所させるのなら、茨城も東京も同じだったかもしれません。
実際、義母は茨城の介護付き有料老人ホームで亡くなりました。

その代わり、ジミ夫の実家は1年ほど空き家状態になり、
月に何度か、空気の入れ替えに通っていました。

わたしは、母が寝たきりになるまでは、
デイサービスやショートステイを利用しながら、
住み慣れた街で母を暮らさせてあげたいという気持ちで、
自分が東京に戻ることを決めました。

最終的には、母を施設に入所させることになりましたが、
家を建て替えること、わたしたち夫婦と同居することは、
母の願いでもあったので、叶えてあげられて良かったのかなと思います。

新しい家に住むのを、母は本当に楽しみにしていました。
嬉しさのあまり、ご近所に言いふらしたのには閉口しましたが(汗)、
認知症ゆえ、歯止めが利かなかったのでしょう。

建て替え中の茨城での仮住まいも、母は満喫していました。
特に薔薇のシーズンは、毎日庭に出て満開の薔薇を楽しんでいました。

実家の片付け、母の引っ越し、実家の解体と新築
そして、自宅の処分と片付け、そして引っ越し、
それに加えて、母の介護もあり、目が回るような忙しさでしたが、
何とか無事に母を連れて東京に引っ越した時には、本当にほっとしました。

あれこれ全てやりきったという、満足感で引っ越してきたものの、
思っていたのとは違う生活、住み慣れた茨城から離れた寂しさ、
おそらく疲れもあったのでしょう。

受験生が、猛勉強の末、希望の大学に合格したものの、
大学生活に馴染めず、五月病になってしまうのと同じような感じかもしれません。

今年に入ってからも、ずっとモヤモヤした気分は消えず、
新しい家にもなかなか馴染めなかったのですが、
最近、やっと自分の家に愛着が持てるようになりました。

生活が落ち着いてきたからかもしれませんし、
この街にも慣れてきたのかなとも思います。
38年前に、ここからお嫁に行ったんですけどね(笑)。

わたしの居場所はここだと、ようやく思えるようになった気がしています。

おわりに

neroli_645.jpg
茨城の旧自宅の薔薇。あの庭は、今は家庭菜園になっているようです(笑)。
寂しいけれど、日当たり良好なので、きっと美味しい野菜が採れるでしょう。

もし昨年、ブログを始めていたら、どうだっただろうと思う時があります。

もちろん、あの頃は忙しすぎて、
ブログを書く時間なんてとてもなかったと思うのですが、
自分の思いをぶつける場所があれば、
あそこまで追い詰められることもなかったかも・・なんて思ってしまいます。

来年は、どんな自分になっているのかな?
茨城を懐かしがることも減って、しっかり自分の居場所を作っているかな?
母との関係も、よくなっているかな?

それまでブログを続けて、また来年懐かしみたいと思います。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ダラダラと思いを書いてしまいましたが、これが一番のリハビリです。

コメントや応援クリック、メッセージ、いつもありがとうございます。
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それでは、また・・・。

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