Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
今日の外出は、ジミ夫が通院日だったので、代わりに外回りのお掃除をしただけでした。
それでも、溶けそうなほど暑かった・・・。
わたしがいつも利用しているウェザーニュースによると、明日の東京は「39度」だそうです。
ウェザーニュースの予報って、NHKに比べていつも気温が高いんですよね。
にしても、39度って強気に出たなあ(強気?)。
当たらないことを願います。
さて、ジミ夫が終活を始めたことは、先日の記事に書きましたが、
今のところは相続税対策での節税くらいです。
義母が亡くなって、都内の土地家屋を相続した時に
(我が家的には)多額の相続税がかかって大変な思いをしたのが、よほどこたえているようです。
ようやく貯めたささやかな老後資金が、相続税の支払いで消えてしまうのは、
なんとなく納得いかないという思いのようです。
ジミ夫の終活の記事は、こちら。
地味な夫、終活を始める
3年前に96歳の義母が亡くなり、相続に関する処理も終わったことで、いよいよジミ夫も自分の終活に取り掛かりました。ジミ夫が、今、気にしているのは相続税問題です。わたしの場合は配偶者控除があるの...
母の終活
わたしの母は、特に終活的なことはしていませんでしたが、
ひとつだけ、やっておいてくれてありがたかったと思ったことがあります。
それは、延命治療をどうするかについて、決めてくれていたこと。
母が、父とともに「日本尊厳死協会」の会員になり、
尊厳死の宣言書を作っておいてくれたことです。
2006年のことなので、父が亡くなる前の年です。
病気だった父は、自分の死期を悟っていて、色々と準備をしていました。
その中で、延命治療を拒否しようと思ったのでしょう。
当時、父は75歳、母は70歳だったでしょうか。
母が入会したのは、父のついでだったのかもしれません(笑)。
それでも、父の死後も、自分も延命治療は望まないと言っていましたし、
今も、毎年会費を納め続けています。
協会からは、年に何度か会報を送ってきます。
高齢者が、介護施設や自立型ホームに入所する場合、
必ず、家族が延命治療の是非について聞かれます。
わたしも、母が大腿骨骨折で入院した時、有料ホーム入所時、特養入所時と、
同じように聞かれました。
その時に、「尊厳死の宣言書」があると、病院や施設側も安心するようです。
もちろん、どんな治療をしてでも延命して欲しいということもあるでしょうから、
人それぞれだとは思いますが、母が延命治療は望まないと表明してくれたことで、
わたしは、いざという時に、迷わなくていいかもしれないと思います。
「かもしれない」と書いたのは、実際その場に立てば、
動揺して、迷ってしまいそうな気もするからです。
それでも「宣言書」の存在が、多少は迷いを消してくれるかなとは思います。
日本尊厳死協会公式サイトはこちら。
義母の死に立ち会って
96歳の義母の話ですが、義母は、大動脈瘤破裂による急死でした。
施設から連絡を受けて病院に駆けつけた時は、
意識はすでになく、心臓マッサージの最中でした。
義母が大動脈瘤を持っていて、もし破裂したらおそらくだめだろうということは、
義母自身も知っていましたが、もう十分生きたから手術は嫌だと拒否していました。
救急救命医の先生から、これ以上続けても数時間寿命を伸ばすだけで、
いずれは亡くなるだろうということ、
心臓マッサージで肋骨が折れたりして、
これ以上痛い思いをさせるのはかわいそうだと言われた上で、
「どうしますか、続けますか?」と聞かれました。
ジミ夫は「これ以上は結構です」と言いましたが、
義妹は納得できない様子で「えっ・・・」と言葉を失っていました。
ものすごく動揺しているのが、傍目からもよくわかりました。
わたしでも、まだ温かい体の母親の死を認めたくはないと思うでしょう。
「このままじゃお母さんだって、かわいそうだろう?」というジミ夫の言葉に
義妹も「・・・そうだね」とようやく頷きました。
治療はとめられ、同時に義母の心臓も止まりました。
わたしは、嫁としての立場でしたが、親の死に立ち会ったのは初めてでした。
(父と義父の時には、間に合わなかったのです)
子どもが、親の生死を決めなくてはならない、その決断の重さを感じました。
わたしも、いずれ母の死に立ち会うときが来るかもしれませんし、
父の時のように、間に合わないかもしれませんが、
どういう決断をしたとしても、悔いは残るような気はします。
それでも、なるべく母の意向に添いたいとは思っています。
おわりに
花屋さんの店先のひまわりです。
亡き父が好きだった黄色。元気が出る色だからだそうです。
今日は、少し重い話になってしまいましたが、
ジミ夫と話し合い、わたしたちも「尊厳死協会」に入ろうと決めました。
今は、ネットからも申し込めるようですし、
宣言書の書式も、両親が入会した頃とは多少変わっているようですが、
とりあえず、資料請求してみるつもりです。
どちらが先に死んでも、相手や息子に精神的負担はなるべくかけなくないし、
自分の死に方(生き方)は、自分で決めたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
終活と言っても、色々な形がありますね。
元気なうちに、自分が本当はどうしたいか、考えて決めていきたいと思います。
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