Uターン主婦のネロリです。
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息子と会う
今日は、ジミ夫の運転で久しぶりに茨城に行ってまいりました。
車窓から眺めた、風にそよぐ稲穂は緑の絨毯のようで、
空を飛ぶシラサギの真っ白な羽根と空の青さとのコントラストが、
絵のように美しかったです。
住んでいる頃は当たり前だった風景に、毎回のように癒されています。
義妹のところに届け物をしてから、一人暮らしの息子と落ち合って食事をしました。
電話は時々くれますが、やはり顔を合わせると話も弾みます。
上司のことを面白おかしく話す様子に、とりあえず一安心。
今まで、2回の転職をしている息子。
今の職場は5年目です。親の目から見ても、息子に合っていると思うので、
冗談でも「会社やめようかな」と言われると、ドキリとします。
30歳を過ぎて、仕事面でも待遇面でも、今以上の会社は無理だと思うので、
できれば続けてほしいと思います。
「ブラック企業だ」と本人は言いますが、息子の会社程度なら、
全然ブラックじゃないむしろホワイトだというのが、ジミ夫の感想。
本人の人生ですから、親があれこれ言える立場ではありませんが、
人生経験を積んだからこそ見えることもあるので、
親の言葉にも、多少は耳を貸して欲しいと思います。
ジミ夫の終活
3年前に96歳の義母が亡くなり、相続に関する処理も終わったことで、
いよいよジミ夫も自分の終活に取り掛かりました。
ジミ夫が、今、気にしているのは相続税問題です。
わたしの場合は配偶者控除があるので、
我が家程度の資産では相続税は免除されそうですが、息子はそうはいきません。
息子が払う相続税を少しでも減らそうと、生命保険に入ることにしたようです。
義父と義母、それぞれが亡くなった時に、
ジミ夫と義妹はかなりの相続税を払うことになりました。
特に義母が亡くなった時は、土地家屋の相続があり、
地価の高い地域なので大変でした。
結局、ジミ夫の実家の土地は手放すことになりましたが、
売ったら売ったで、売却益にも税金がかかり、この2年でずいぶんな税金を納めました。
70坪ほどのささやかな土地であってもそうなのだから、
広い土地を相続する人は大変だろうなと思いました。
そんな事情もあり、我が家近辺でも、高齢者が亡くなると、
程なくして家が解体され更地になって、売りに出されたり、
ジミ夫の実家のように、分割されて建売住宅が建ったりするところがほとんどです。
後は、流行りの賃貸住宅に立て替えられるところも多いです。
学生時代に憧れた洋館が、賃貸マンションになった時は、かなりショックでした。
かつての住宅街の面影がどんどんなくなっていくのは寂しいですが、
それぞれの懐事情を考えると、仕方のないことかもしれません。
話が逸れてしまいましたが、自分が相続で苦労したことで、
ジミ夫は、息子にはそういう思いをさせたくないと考えたようです。
銀行や証券会社でも、相続問題に関する相談に乗ってくれるようで、
ジミ夫も、最近支店に出向いて色々と調べているようです。
母の言葉を間に受けて
わたしは昔からお金にはあまり興味がなくて、
ジミ夫から渡される生活費で何とかやりくりし、
自分の趣味のためのお金は、パート収入で賄ってきました。
高校時代に親元を離れて、仕送り生活になって以来、
家計簿をつけ、手元にあるお金で何とか生活するという習慣がついているので、
年金生活になっても、そこまで困ったことは今のところありません。
独身時代に慎ましい生活を余儀なくされたせいか、
結婚してからの方が経済的には楽でした。
父が病気がちで、母が口癖のように「うちにはお金がない」と言っていたので、
わたしは遠慮して、成人式にも振袖を着ませんでしたし、
短大の卒業旅行(ヨーロッパでした)にも参加しませんでした。
結婚式も、式場選びからお金をかけないように色々工夫しました。
ところが、妹二人は、豪華な振袖を着て写真を撮り、
一人は一流ホテルでの結婚披露宴と六本木のディスコ(笑)を貸し切っての2次会、
もう一人は、留学に、ハワイでの挙式と都内での披露宴。
長女のわたしにあまりお金をかけると、後が大変だと思った母が、牽制していたのです。
母の言葉を間に受けた馬鹿正直なわたしは、何だったのだろうと思いました。
妹たちは、結婚後も、住宅資金などで親からの援助を受けましたが、
わたしは、ご祝儀以外は、一銭も受け取っていません。
それは、ジミ夫家からも同じで、
一国一城の主でいたいというジミ夫のささやかなプライドでした。
それでも、堅実を絵に描いたようなジミ夫のおかげで、
親の世話になることなく、今まで暮らしてくることができました。
ジミ夫の名の通り、まあまあ地味な結婚生活だったけれど、
経済的に破綻せずにこられたのは、
財布の紐が固く、物欲もあまりないジミ夫のおかげかなと思います。
ジミ夫の唯一の我儘?は、65歳でもう働きたくないと言ったことくらいです。
自分で決めたことは、人に何を言われようと実行するタイプなので、
本当はもう少し働いて欲しかったけれど、反対しませんでした。
自分が死んだ後の家族の心配をするジミ夫。
節税もいいですが、せっかく自分が働いて貯めたお金なのだから、
もう少し、好きに使えばいいのにと思ったりもします。
物欲がないので、難しいかもしれませんが(笑)。
わたしは、お金はあまりありませんけれど(汗)、ガラクタがたくさんあるので、
そちら方面の終活を頑張ろうと思います。
おわりに
わたしは、掛け声ばかりでなかなか実行できない、計画倒れですが、
ジミ夫は、口に出したことは必ずやる有言実行タイプ。
但し、口に出すこともあまりないので、
何を考えているのかわからないことも多いです。
反対に、わたしは思った先から口に出すので、
ジミ夫からは「しょうもないやつ」という目で見られている気がします。
わたしだって、本当は色々考えているんです。
ただ、そういうことはブログにしか書かないから・・ということにしておきます。
ジミ夫も息子も、ブログの存在を知りませんし。
だめ妻のささやかな秘密です。
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