閉所恐怖〜逃げたらますます酷くなる

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

今日は、午前中は歯科、午後は心療内科の診察日でした。
家を出たのは8時前、帰宅は4時半。
病院のハシゴは、やはり疲れます。

閉所恐怖は突然に

インプラントの手術日が、8月のお盆明けに決まりました。
5月に抜歯して、はや2ヶ月。
抜歯の跡も順調に回復しているとのことで、仮歯生活もあと1ヶ月です。

今日は、C T検査をすることになったのですが、
何度も書いていますが、わたしは閉所恐怖症。

歯科の診察台でさえ苦手なのに、
狭い場所で頭を固定するC T検査は、かなりハードルの高い検査です。

心の準備ができないまま、検査室に入り、頭を固定されました。
衛生士さんは、わたしが閉所恐怖症だと知っているので、
色々と気を遣ってくださいましたが、検査が怖いのには変わりなく・・。

ほんの数分の検査でしたが、部屋を飛び出したくなるのを、必死で我慢。
恐怖で呼吸が浅くなってしまうので、何とか深く呼吸することに集中。
大丈夫、大丈夫、と心の中で唱えながら、ようやく終了しました。

閉所恐怖症は、恐怖からその場を逃げると、ますますひどくなるそうなのです。
そうは言っても、怖いのを我慢するのは大変です。

わたしが一番苦手なものはM R I検査。
大きな病気になると、多くの場合、M R I検査を受けることになります。
今までの人生で、M R I検査を受けたのは5回です。うち、3回は何とか大丈夫でしたが、
ここ数年受けた2回は、どちらも途中・・というか、ほぼ受けないまま断念しました。

認知症の母は、年に1回M R I検査を受けていましたが、全然平気のようでした。
本当にうらやましい。

わたしが何とか我慢できるのは、C T検査くらいですが、
それでも、部屋の中に一人きりにされるのが、とても怖いです。

様々な恐怖症を克服するためには、敢えてその状況に身を置いて、
慣れるということに尽きるのですが(暴露療法)、
M R I検査は、慣れるほど何回も受けることはないので、
恐怖を乗り越えるのは、かなり大変です。

わたしの場合、閉所恐怖が出るのは、いつも突然です。
予測できないからこそ、パニックになるのかもしれません。

10年くらい前でしょうか、高級エステ店の割引券をもらったので、
利用したことがありました。
タラソテラピーというのでしょうか、身体中に泥を塗られて筒のような機械に入るのですが、
気持ちがいいどころか、恐怖のあまり飛び出してしまいました。

リラックスするためにエステに行ったつもりが、
窓のない間接照明だけの個室で、ただただ怖かったことだけしか記憶にありません。

行くまでは楽しみにしていたのです。
癒される気満々でしたし、実際に施術されるまでは、何の恐怖もなかったんですよね。

まるで頭の中の「恐怖」を司る部分が誤作動しているような感じなのです。
アナフィラキシーショックのように、突然起こります。

一番ひどい頃に比べたら、かなり良くはなっていますが、
まだまだ頓服は手放せません。


フラッシュバック

午後は、心療内科の診察です。
普段の生活は、ずいぶん穏やかに、前向きになってきましたが、
ひとつ心配なことがありました。

それは、安倍元総理の事件以来、夜、眠ろうとして目を閉じると、
あの悲劇の瞬間の映像が、コマ送りのように頭の中に現れて、ショックを受けてしまうのです。
一時ほどリアルではありませんが、今でも毎晩続いていて、辛くて涙が出てきます。

日中は元気に過ごせていても、どうしても寝る時に思い出すので、
最近は、ベッドに入るのが怖かったりします。
主治医の先生に伺うと、我慢せずにパニック発作用の頓服を飲むようにとのことでした。

よほど受け入れ難い出来事だったのだろうと、自分で思うのですが、
直接の知り合いでもないのに、こんなに影響を受けてしまうこともあるのですね。

あのニュース映像を見なければ、ここまでショックを受けることはなかったと思います。
あの場にいらした方々、ご家族の皆さまは、どれだけお辛いでしょうか。

今も、ネットで関連ニュースの煽るような見出しを見ると、気分が落ち込んでしまうので、
ネットニュースも見ないようにしています。
もちろん忘れてはいけないことですが、個人的には早く熱が冷めるのを願っています。

ジミ夫には、わたしの症状を打ち明けているのですが、まったく理解できないようです。

閉所恐怖は、逃げたらますますひどくなりますが、
こういうトラウマ的なことは、逃げた方がよさそうです。

そして、今月も減薬はなし。
まだ先は長そうです。

おわりに

neroli_593.jpg
茨城の家の庭です。(逃避中、汗)

今日も、ダラダラ愚痴を書いてしまいました。
でも、ブログに書いただけで、少し気が晴れました。

そうそう、心療内科の先生に、デッサンを習っていることを話したら、
とても褒められました(笑)。
どんな小さな前進でも、褒めてくれる先生です。

今週は、通院のために教室はお休みしましたが、
描くことへの情熱が、少しずつ戻ってきたように思います。

美術館にも行きたいのですが、ここまでコロナ感染者が増えると
さすがに怖くなってしまいます。
これで集団免疫を獲得し、コロナの収束に向かってくれるのでしょうか。
1ヶ月後の日本は、どうなっているのかなあ。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメントや応援クリック、メッセージ、いつもありがとうございます。
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それでは、また・・・。

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