介護者だって、人生を楽しむ権利がある

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

今日は、雲多めながらも、久しぶりに青空がのぞいた東京でした。
我が家の前の道は木が多く、近隣の方々の散歩道になっているので、
久しぶりに、窓から行き交う人々の姿を見ることができました。

主婦のタイムスケジュール

「さよのシンプルライフ」を書いていらっしゃるトップブロガーの原田さよさんが、
「主婦の時間の使い方、専業主婦のわたしのタイムスケジュール」
という記事を公開していらっしゃいます。

記事中で、タイムスケジュールを教えて欲しいとお願いした一人は、わたしです。
わたしは、時間の使い方が下手なのか、いつもバタバタしています。

なので、要介護2のお義母様を同居介護しながら、整理収納アドバイザーとしてのお仕事や、
お孫さんのお世話などもされているさよさんが
どのような時間の使い方をしていらっしゃるのか、知りたかったのです。

原田さよさんの記事はこちらです。

主婦の時間の使い方、専業主婦のわたしのタイムスケジュール

主婦の時間の使い方、専業主婦のわたしのタイムスケジュール

今日は、私の1日のタイムスケジュールを書いてみます。先週のとある1日をメモしておきました。50代の普通の主婦の私。1日の流れを見ていただいてお役に立つかどうか…。どうぞ気軽に読んでみてくださいね。外でバリバリ仕事をしている同世代の人や、健康に恵まれ活き活きと暮らしている人と比べて、惨めになったこともありました。でも、上を見たらキリがないとわかってから、そういう気持ちはなくなりました。▶ 過去記事とプロフィ...

(原田さよさま、引用させていただきました。ありがとうございます。)

拝読してみて、自分もこんな風に生活できたらいいなあと思ったのはもちろんですが、
一番心に刺さったのは、ご自分の時間を大切にしているところです。

今でこそ、好きなことができるようになったわたしですが、
母と同居していた頃は、自分だけの時間がほとんど取れませんでした。

本当は、取ろうと思えば取れたはずなのに、
楽しんではいけないと、自分を抑えていたのかもしれません。

実家の建て替えと引っ越しで、忙しかったというのもありましたが、
母を引き取ってからの生活は、すべてが母中心になっていました。

夜、寝る時でさえも、引き戸で仕切られた隣の部屋に母が寝ていたので、
落ち着いて眠ることができませんでした。

自分から進んで飛び込んだ生活でしたが、逃げ場がないという意味で
遠距離介護より、同居での介護の方が大変でした。

母の認知症が、思いのほか早いスピードで進行してしまったこともありますが、
わたしが疲弊しきってしまったのは、
自分の時間がなかったこともあったのかなと思いました。

なぜかはわかりませんが、自分の楽しみのために、
母をショートステイに預けることに罪悪感を持っていました。

「母親を介護する親孝行な娘」を自分に課していたのかもしれません。
以前にも書きましたが、自己満足、そして共依存だったのかなと思います。

半年前、母の施設入所に心が揺れていた頃の記事です。
読み返すと、当時のことを思い出して涙が出てきます。



介護者だって楽しむべき

介護者にも休みは必要ですし、自分の人生を楽しむ権利があります。
そんなあたりまえなことが、夫婦揃ってわかっていませんでした。

わたしは母のことばかり考えていましたし、
ジミ夫もそんなわたしをサポートしてくれました。

自分の親でもない母のお世話を、ジミ夫は一緒にしてくれました。
朝夕に母の血圧を測り、ノートに記録。
家事をするわたしの代わりに、病院の付き添いや母の話し相手。

もちろんそれはありがたいことなのですが、
ジミ夫の表情も、どんどん暗くなっていきました。
ふたりとも、母の介護にがんじがらめになっていました。

最終的には、ジミ夫と母の関係までおかしくなり、
ボロボロになったわたしは、心療内科でうつ病と診断を受けるまでになりました。

孤独な介護3~メンタル崩壊で病院へ

孤独な介護3~メンタル崩壊で病院へ

これまで何度か、母(86歳)の介護について書いてきました。父の死後、一人暮らしだった母の様子がおかしくなったのが、6~7年前くらい。アルツハイマー型認知症と診断され、要介護2の認定を受けたのは4年前です。それからは、怒涛の日々でした。認知症については、本も読みましたし、周囲に認知症の親御さんを持っている人もいましたので頭では...


介護で自分が壊れてしまわないコツは、緩やかに、ほどほどに、
そして自分の楽しみも大切に・・・ということなのかもしれません。

そうは言っても、認知症の親との精神的な距離の保ち方は、とても難しいです。
せん妄や暴言、徘徊など、待ったなしの状況のことが多く、対応するだけで精一杯でした。
もう少し、精神的、時間的な余裕があればよかったのだろうかとも思います。

自分の心を守ることは、とても大切です。
そのためには自分を振り返る時間とともに、何もかもを忘れて楽しむ時間も必要。
あの頃は、気づきませんでした。

さよさんのタイムスケジュールを拝見して、
今までのこと、これからのこと、色々と考えることができました。

母を施設にお願いしてからも、心の片隅で母に申し訳ないと感じてしまうわたしですが、
とりあえずは、楽しむことに罪悪感を持たないようになりたいと思います。

原田さよさんのこちらの記事も、とても共感しました。
記事中の「気持ちをリセットする場所」を持つことは、本当に大切だと思います。


おわりに

neroli_619.jpg
ご近所のお散歩風景。早くこんな青空が見たいです。

今日は、原田さよさんのブログを読んで感じた、
自分の時間を持つことの大切さについてを書きました。

少し話がそれますが、
さよさんのスケジュールの中で、午後に「夕食の下拵え」がありました。

わたしは料理が好きではないので、母が施設に入所して以来
どんどん夕食準備に取り掛かるのが遅くなってしまい、
最近では夕食時間が夜9時ということも。

そのため、夜遅くまでバタバタしてしまい、1日の締めくくりがきちんとできません。
モーニングルーティンも大切ですが、
わたしの場合、午後のルーティンが大切かもと反省しました。
せめて、毎日決まった時間に夕食が食べられるようにしたいです。

あー、ダメダメな自分を反省です。
昔は、もう少しきちんとしていたのになあ。
せめて7時には夕食にしたいです。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
親の介護は「やりきった」とはなかなか言えないと聞きますが、
わたしもいまだに迷い道くねくね中です(笑)。

コメントや応援クリック、メッセージ、いつもありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また・・・。

どれかひとつ、クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
関連記事

Comments 6

There are no comments yet.
卑弥呼です

私も介護度4の相方を介護の真似事していますが、疲れたら寝ルゥーー。愚息がお風呂に入れてくれたり、早く横になっているとオムツや着替えなど手伝ってくれます。介護に後悔はないと思っているので、手抜きです。ディやリハビリに行ってくれるので時間がある日は友達とランチをしたり。頑張りすぎないことと言い訳しているんです。じぶるがげるきでいないとね。ゆっく頑張りましょうね。

  • 2022/07/18 (Mon) 11:23
  • REPLY
そら

こんにちは😃
記事 とても共感します。実際介護をした経験がないと どれだけ 振り回されてしまうのか 分からないです。私は 母が 圧迫骨折に始まり 手首 両大腿骨と 度重なる骨折の時 自分一人で 母を世話する事が 本当に負担でした。骨折で入院中は 留守宅の実家にも行き 雑用をこなしました。

ジミ夫様も 色んな協力をしてくださり ありがたいですね。ちょっと余計な事ですが 二人の妹さんは ネロリさんご夫婦に とてもとても感謝する事が 第三者の見方です。

安心してお母様を任せる事が出来る施設なので ネロリさんは お母様のことから 解放されたと思う様にしましょう。

原田さよ

ネロリさん、ご紹介いただきありがとうございました。

とても頑張って来られたし、今もきちんと考えながらフォローしているご自分を、どうぞ褒めて差し上げてください。両手で自分を抱きしめて。上からな書き方になっててすみません。

わが家は亡くなった息子に重い知的障害があり、福祉課の方をはじめ多くの方のお世話になりました。

ただ、高齢者の福祉に比べ、障害者の福祉は受けられるサービスや量に限りがあり、法律ができても何度も改正され、支えるのはたいへんでした。

私はその中で頑張りすぎ、鬱病になり、長期の入院を繰り返すことになってしまいました。その時の反省があったので、義母のことではあらゆることに先回りしてきました。

ご飯の支度に時間がかかるのは、リウマチで手を思うように使えないからなんです(^_^;)
病気があると、家事でも先回りしたり、分けてしたりの日々なのですよ〜

長々とすみません。
では、また(ネロリさんの真似です♪)

ネロリ
ネロリ
卑弥呼さま

卑弥呼さま、コメントありがとうございます。
要介護4の相方様の介護、本当にお疲れ様です。

わたしは、要介護3の母でも大変だったのに、要介護4なんて想像もつきません。
でも、優しい息子さんがいらして、うらやましいです。

もし、今度はジミ夫の介護をすることになったら、
息子は手伝ってはくれないだろうし、大変だろうなと思います。
ウチはデイサービスなんて、行ってくれないんじゃないかな。

自分が元気でいないと、介護どころではないですし、
やはり、まず自分・・ですよね。
わたしもゆっくりとやっていこうと思います。

ありがとうございました。

ネロリ
ネロリ
そらさま

そらさま、コメントありがとうございます。

>実際介護をした経験がないと どれだけ振り回されてしまうのか 分からないです。

そうなんですよね。
わたしも、頭では理解しているつもりでしたが、実際に介護に直面して、
本当に母に振り回される日々でした。
これは、経験した人でないとわからないと思います。

そらさまも、お母様のことでは本当にご苦労されていますよね。
怪我は突然ですし、救急車を呼び、入院・手術・退院・リハビリと、
母の時も、とても慌ただしかったことしか、記憶にないです。

ジミ夫は、メンタルは強いというか、しなやかな人ですが、
さすがに認知症の母には、ずいぶん手こずっていました。

認知症は病気なので、理屈で説明しても無理だということがわからず、
よくイライラしていました。
男の人にはありがちですよね(笑)。

妹たちは、義理の親の介護も経験したことがないので、
介護がどれだけ大変かなんて、わからないと思います。
母も、妹たちに対しては、しっかりと受け答えできたりするのです。
不思議なものですね。

伯父の葬儀の時に、感謝の言葉を言ってはくれましたが、
実際のところは、わかってはいないだろうと思います。
経験していないのだから、仕方ないですが。

わたしも、少しずつですが、自分の時間を楽しめるようになってきたので、
残された時間を大切に過ごそうと思います。

いつも、ありがとうございます。

ネロリ
ネロリ
原田さよさま

さよさま、記事を引用させていただきました。
ありがとうございます。

障害を持つ息子さんの療育は、わたしなどの想像を超えたご苦労であったと思います。
さよさまがうつ病になってしまったこと、どれほど頑張っていらっしゃったかと、
自分の経験と重ねて思ってしまいます。

>その時の反省があったので、義母のことではあらゆることに先回りしてきました。
そうなのですね。経験は最上の教師といいますものね。
わたしも、もし今後ジミ夫の介護をすることになったら、
今度は少しは上手くできるといいのですが。

>繰り返しますが、どうぞ、頑張ってきたご自分も今のご自分も褒めてさしあげてください。
>両手で自分を抱きしめて。

ありがとうございます(泣)。
相変わらず情けないわたしですけれど、これからは自分を大切にしたいです。

これからも、さよさまの素敵なブログを一読者として、楽しみにしております。
そして、できればお洒落なシニアになりたいです(笑)。

いつもコメントをありがとうございます。