Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
母と面会
今日は、特養に入所している母の面会に行って参りました。
面会時間はたった10分でしたが、子どものようにはしゃぐ母の笑顔を見て、
半年前はずいぶん悩んだけれど、施設にお願いして良かったと思いました。
あんな明るい母の顔は、家にいた頃には見ることができませんでしたから。
今も夕暮れ症候群で、夕方になるとソワソワが始まるようですが、
職員の方が、母が不安にならないよう、対応してくださっています。
今日、四十九日の話をしようとしたら、伯父の訃報を覚えていませんでした。
仕方なく先週と同じ話をしましたが、母もまったく同じリアクションでした。
認知症の人って、毎回、同じ反応をするのが不思議です。
言葉遣い、イントネーション、表情まで、コピーしたように同じです。
それとも、うちの母だけでしょうか。
コロナ感染者の急増で、面会は1回2名までから、1名のみに変更。
回数も、月2回までに変わりました。
今月は、もう2回面会してしまったので、次回は8月です。
一応、予約はしましたが、もしかしたらまた休止になるかもしれません。
本当にいつになったら、アクリル板越しでなく面会できるのでしょうか。
今は、正直、面会というより接見という感じなのです(汗)。
それでも、先週、今週と母の元気な様子を見ることができて、本当によかったです。
夕暮れ症候群についての記事は、こちら。
友人に会う
母の入っている特養は、友人宅の近くです。
ちょうど、お中元で桃を箱で頂いたので、友人宅にお裾分けで持っていきました。
「お茶を飲んで行って」と誘っていただいたので、お邪魔してきました。
先々週、夫婦で呼ばれたばかりですが、やはり男性陣がいない方が気楽だし、話も弾みます。
友人は、ジミ夫と同学年。わたしより7歳年上です。
でも、先輩風を吹かせたり、偉ぶることもなく、わたしに気を遣わせることもありません。
茨城にいた頃、子どもを通じて知り合いましたが、はじめはそれほど仲良くしていませんでした。
彼女が友人関係で悩んでいた時があり、その時、たまたまわたしが聞き役になったのが、
親しくなったきっかけかなと思います。
おっとりしていて人当たりがいいので、みんなから好かれる人なのですが、
反面、お人好しな部分を利用されたりして、傷ついていることもありました。
当時、ママ友の仲間内で、彼女をバカにするような態度を取る人が、一人いました。
気が強くて自信家でリーダー格の人だったので、
何となくグループ内にも、そういう空気が流れていました。
わたしはその人が苦手だったのですが、なぜか彼女に好かれてしまいました。
たぶんママ友グループの新参者で、年下だったので、扱いやすいと思われたのでしょう。
はじめの頃は、リーダーさんと彼女とわたしの3人で会うことが多かったのですが、
次第にリーダーさんが、他の人と仲良くするようになり、
残された?彼女とわたしが、自然に仲良くなりました。
3人で会う時より、彼女とふたりの方が気取らずに話せて、
この人と一緒だと、楽しいなあと思うようになりました。
わたしはもともと人づき合いが苦手なので、彼女とパート先の同僚くらいしか
友人と言える人はいませんでした。
そして、彼女は多くの人とのつき合いがあったので、わたしはその一人だと思っていました。
ある時、彼女から「わたしが心を開いて話せるのは、ネロリさんくらいしかいないわ」
という言葉を聞いた時は、とても驚きました。
わたしから見たら、彼女はみんなから好かれていて、顔の広い人という印象でしたから。
明るくて素直な性格を、とてもうらやましく思っていました。
でも、見た目と中身にギャップがあるのが、彼女の悩みでもあったようです。
見た目通りの人なんて少ないのかもしれませんが、
彼女は無意識に「明るい人」を演じているのかなと、感じるようになりました。
ある時、彼女がわたしが勤務するファミレスに、お客様としてやってきました。
彼女に声をかけられて、挨拶をしていたら、同僚から「ネロリさんの友だち?」と聞かれたので
息子の同級生のお母さんだと答えたら、「すごく知的で素敵な人ね」と言われました。
そう、彼女はそういう人なのでした。
なんの先入観もなく彼女を見ると、知的なマダムなのです。
なぜみんなが彼女を軽く扱うのか、不思議に思いました。
彼女の実家は経済的には恵まれた資産家で、小学校から大学までの一貫校に通ったのですが、
小学生の時に実のお母様を病気で亡くし、継母に育てられました。
その義理のお母様がとても意地悪な人で、随分と苦労したようです。
話を聞いて、まるで大映ドラマの世界だなと感じるほどでした。
彼女の人当たりの良さは、そういう苦労から培われたのかもしれません。
彼女は11年ほど前に東京に引っ越したのですが、
その後も月に1度くらいのペースで、お付き合いが続いていました。
そして、遅れること10年、わたしも実家を建て替え、同じ区内に引っ越しました。
もし親友と呼べる人がいるのなら、わたしにとっては彼女かなと思うのですが、
何となく気恥ずかしくて、その言葉を使うことはできません。
親友という言葉は、相手も自分も縛ってしまう気がするからです。
そんなに難しく考えなくてもと思いますが、
一番親しくお付き合いしている友人、心を開いて話せる人、
わたしにとって、とても大切な人・・・そんな感じでしょうか。
わたしは、勝手に彼女のことを心の友だと思っています。
そして、わたしも彼女の心の友になれたら、うれしいなと思います。
ご近所のお散歩風景。
おわりに
今日は、母にも会えたし、友人ともおしゃべりできて楽しい一日でした。
先日の衝撃的な事件から、ずっと気持ちが沈みがちでしたが、少し持ち直しました。
映像ニュースは相変わらず見ていません。文字情報にとどめています。
でも、ネットで安倍首相のお元気だった頃の写真を目にすると、
知り合いでも何でもない方なのに、涙が出てきてしまいます。
こんなことは間違っている、とても受け入れられない、そんな気持ちです。
わたしも献花に行きたいけれど、行ったらまた動揺してしまい、
自分を保てなくなりそうなので、自宅でご冥福を祈ろうと思います。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
鍵コメをくださったSさま、ありがとうございます。
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