主婦の友人関係を壊したネットワークビジネス

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

今まで普通に付き合っていたのに、思いがけないことで、仲違いしてしまうことがあります。
今回は、わたしが経験したそんなお話です。

ネットワークビジネスにはまったママ友

日曜日に、友人の家にお呼ばれしてきました。
友人Nさんとは、茨城時代に息子が同学年ということで知り合いました。
ただ、今のように親しくなったのは、20年くらい前だと思います。

当日も、楽しい時間を過ごしていたのですが、
彼女の30年ほど前のアルバムを見ていたら、
わたしもよく知っている人が写っていました。

「あら、これBさんじゃない?」
「あ、そうだ。懐かしいわ〜」
「Nさん、Bさんと仲が良かったのね」
「そうなの。だけど彼女、A 社で友人全部なくしちゃったのよね」

A 社とは、超有名なネットワークビジネスの会社です。
日用品、サプリ、浄水器、高級鍋など、さまざまな商品を扱っています。

友人を無くしてしまったというBさんは、息子たちの同級生のお母さん。
いわゆるママ友です。

Bさんとは、茨城時代、息子が幼稚園の頃に知り合いました。
その頃は、特に問題もなく普通のお付き合いをしていました。

ところが、子どもが小学3年くらいの時にBさんはA 社の会員になりました。
お茶に呼ばれて行ってみたら、A 社の商品の説明だったので、驚いたこともあります。
彼女は、A 社の商品がどれだけ素晴らしいか熱弁を振るいました。
ギラギラしていて、まるで洗脳されたようで、怖かったです。

わたしはA 社の商品を買わなかったし、興味がないとはっきり言いました。
何回か勧められましたが、その度に断っていたら、
最後は「あ、そう」と、見下すような目で言われました。

そしてその後は、電話一本かかってこなくなりました。
少し寂しかったですが、彼女にとってわたしはその程度の相手だったんだと諦めました。

でも、わたしよりBさんと親しかったNさんは、
お付き合いで、ずっと化粧品や洗剤などを買っていたらしいのです。

数ヶ月後、当然のように、BさんからA 社の会員になってほしいと誘いがあったそうです。
Nさんは、A 社の商品を買うのはいいけれど、自分がやる気はないと断ると、
商品なんか買ってくれなくていいから、A 社の会員になって欲しいと何度も頼まれたそうです。

それでも断り続けると、
「わたしが年収1000万になった時に、後悔しても遅いわよ」
という捨て台詞を残して、以来、彼女からは連絡がなくなったとか。

今は、もっと巧みな勧誘方法で、取り込まれる人も多いようですが、
25年くらい前のことだったので、友人NさんはA 社のビジネスを始めずにすみました。

Bさんは、あらゆるママ友仲間を勧誘していたらしく、
みんなが彼女を避けるようになりました。

それから20年ほど経って、Bさんは茨城の自宅の同じご町内に転居してきました。
自治会の清掃などで顔を合わせれば、挨拶や立ち話はしましたが、
わたしも母の介護があったので、それ以上のお付き合いはしませんでした。

Nさんから聞いたところによると、A 社ビジネスが原因で、
仲良しグループだった人たちも、皆、彼女とのおつきあいを絶ってしまったそうです。
そして、Bさん自身も、A 社のビジネスをやめてしまったのだとか。

年収1000万円の夢は叶わず、友人だけを無くしたBさんでした。

料理教室に誘われる

わたしはネットワークビジネスに関しては、あまりいい記憶がありません。
それで、Bさんの誘いにも乗らなかったのです。

東京での新婚時代、ジミ夫の妹からA社の料理教室に誘われたことがあります。
どうやら義妹の友人がA 社ビジネスをやっていたようで、ジミ夫の実家に行くと
台所にはいつもA 社の洗剤がありました。
義母は、義妹に紹介されて、A社の洗剤を使っていたのです。

料理教室は、鍋の紹介ということだったので、わたしは
「行ったら買いたくなるし、うちの鍋はまだ新しいから」と言いました。
義妹は「別に行くだけなんだから、いいんじゃない?」と言いましたが、断りました。
案の定、料理教室に参加した義母と義妹は、20万円以上するステンレス鍋のセットを購入しました。

義母は、いい鍋を買ったと喜んでいましたが、使っていたのは2〜3年だけで、
そのうち「重くて使いにくい」と言い出し、元々使っていた普通の鍋に戻ってしまいました。
その経験があったので、Bさんから誘われた時も、断れたのかもしれません。

義妹が下着販売

義妹の友人には、A 社ビジネスをやっていた人以外にも、T 社や、A V社など、
会員を募ったり、口コミで販売するネットワークビジネスをやっている人が多くいました。

T 社のプラスチック容器やA V社の化粧品など、A 社の鍋ほど高くないものは、
わたしも義妹から勧められ、買ったりしていました。
きっと友人同士でお互いに協力しあって、買っていたのかもしれません。

そして、今度は義妹が、下着販売のS社のビジネスを始めました。
「ちょっと高いけれど、品質がいいから」と勧められ、いくつか買いましたが、
正直言って、欲しいから買うのではなく、おつきあいでした。

そして、ある時、義妹からわたしの家で試着販売をさせて欲しいと頼まれました。
当時、わたしは社宅団地に住んでいたので、同世代の主婦が大勢いました。
そこに目を付けたのだと思います。

会社からそういうことは禁止されているからと、嘘をついて断りましたが、
気さくな義妹のことを、親しみを持ってお付き合いしていたので、悲しかったです。

そんな義妹の下着販売も10年は続かなかったと思います。
いつの間にか、わたしにも声が掛からなくなり、フェイドアウトしてしまいました。
義妹の中でも、どうやら黒歴史になっているようです。

人間関係を壊すネットワークビジネス

わたしの母の知人のお嬢さんは、A 社のビジネスが原因で離婚しました。
家の中は、売上を作るために自分で買った商品の箱が山積みだったそうです。

なぜ普通の主婦が、人間関係が破綻するほど、
ネットワークビジネスにはまってしまうのでしょうか。

主婦でも稼げる、ご褒美は海外旅行、努力次第で年収1000万円。
そんな夢を描いて会員になるのかもしれません。

先に書いたBさんも、A 社ビジネスをやっていた頃は、人格が変わったようでした。
友人Nさんが言うには、Bさんの親友だったママ友さんが、猛勉強の末、司法書士試験に合格してから、
BさんがA 社にのめり込んでいったらしいです。

親友が、自分の夢を実現していくのを見て「わたしも!」と思ったのでは?
というのが友人Nさんの考察です。

その話を聞いて、わたしは、人付き合いが苦手だったのでやらなかったけれど、
誰でもはまってしまう可能性のあるビジネスなんだなと思いました。

でも、成功するのはほんの一握り。
「誰でも頑張れば成功できる」と、成功する前から自分が成功すると勘違いしてしまうのが、
はまってしまう原因なのかもしれませんね。


neroli_596.jpg

おわりに

今、わたしの周りにネットワークビジネスをしている人はいません。
30代の時が、たぶん一番多かったかも。
成功した人だけが残り、挫折した人は辞めてしまったのでしょうか。

息子も大学生の時に、高校時代の先輩からA 社ビジネスに誘われたことがあるそうです。
部活の先輩に呼び出され、行ってみたら先輩とA社の会員の人がいたらしいです。

部活の先輩に呼び出されたら、行ってしまいますよね。
ずるいやり方だなと思いました。
息子はBさんの話を知っていたので、キッパリ断ったそうです。

法律に違反しているわけではないし、
商品が良いならそれでいいじゃないかと言われればそれまでですが、
成功を夢見るあまり、排他的になったり、人間関係を壊してしまうのは、
やはりどうなのかなと思ってしまいます。

もし、ネットワークビジネスに嵌まらなかったら、
Bさんだって、友人をなくしたりしなかったでしょう。
本当に残念なことです。

ビジネスに限らず、世の中には人間関係を壊しかねない排他的なグループがあり、
わたしも、いつどうなるかわからないなあと思ったりします。
人の考えを自分の考えと勘違いしないよう、気をつけたいと思います。

またまた長い記事になってしまいました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

コメントや応援クリック、メッセージ、いつもありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また・・・。

どれかひとつ、クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
関連記事

Comments 2

There are no comments yet.
原田さよ

ネロリさんは、そのときそのときで大切なほうを選んでこられたのだと思います。
それと、記事とは直接関係ないのですが、記憶力の良さに毎回感服しています!

そういうビジネスに夢中になる人は、寂しがり屋さんだったり、現状に不満があったりするのかもしれないと思っています。たとえ無意識であったとしても。
ピュアで、人を信じやすい面もお持ちなのでしょうね。

お金が介在すると、友人とはもちろん、実の親子や兄弟とであっても関係がギクシャクしてしまう可能性大…。
大切な存在であればあるほど、距離を置いて付きあう方がいいように思います。

ネロリ
ネロリ
原田さよさま

さよさま、いつもコメントありがとうございます。

わたしの記憶力ですが、実はかなり怪しいです(笑)。
なので、記事を書くときは、過去のブログを参照したり、
西暦などは、自分で調べて確認したりして書いています。

昔のことは、忘れていることも多いですが、
今回のような話は、友人もよく覚えていて、記憶を呼び起こさせてくれました。

>そういうビジネスに夢中になる人は、寂しがり屋さんだったり、
>現状に不満があったりするのかもしれないと思っています。
>たとえ無意識であったとしても。
そうかもしれません。
今の自分に満足できず「夢を叶えて人生を変える!」そんな感じでしょうか。
同じ目的を持つ仲間ができるのも、楽しいのかもしれません。
よくパーティーとか、やっていますものね。
リア充をアピールしたいのかも。

実は、わたしが今通っている某30分フィットネスのカウンセリングも、
マルチの勧誘トークにちょっと似てるなって、思ってしまいました(笑)。
きっとスクリプトがあるのでしょうね。
コーチも色々大変なんだなーと思ってしまいました(笑)。

お忙しい中、コメントをありがとうございます。
さよさまのブログ、いつも楽しく勉強になることばかりです。
わたしも、素敵な60代になりたいです。

さよさまも、どうぞ体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。