大人の絵画教室〜かつての情熱を取り戻したかも?

ネロリ

Uターン主婦のネロリです。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

趣味を持ちたい

母の介護が始まって以来、趣味の時間というものがなくなりました。
何度か書いていますが、わたしは宝塚やミュージカルの舞台を好きで、
母も舞台好きだったので、よく一緒に観劇に行っていました。

そのほかには、庭で薔薇を育てたり、本を読んだり。
でも、一番情熱を傾けていたのが、色鉛筆画でした。
というか、色鉛筆とパステルでタカラジェンヌを描くことでした。
趣味が高じて、ホームページまで作ってしまったくらいです。

それも、時の流れや母の介護と共にすっかり情熱を失い、
描きたい!という熱い気持ちが持てなくなってしまいました。

茨城から東京に引っ越してくる時に、ほとんどの画材を処分しました。
収納する場所がなかったということもありますが、
もう絵を描くという気持ちになれなくなっていたのです。

そんなわたしでしたが、最近、うずうずするものを感じるようになりました。
これからの人生、何がやりたいだろうかと考えた時、「絵を習いたい」と思ったのです。

わたしは、子供の頃から絵が得意な方ではありましたが、
OL時代にちょこっと油彩をやったくらいで、
先生について、本格的に習ったことはありません。
趣味で描いていた頃も、基礎ができていたらなあとよく思っていました。

茨城にいた頃も、デッサンを習いたかったのですが、
ほとんどが美大受験生向けのものばかり。
大人向けの教室は、東京まで行くしかありませんでした。

今ならいけるんじゃない?
そう思って調べてみると、大人向けの絵画教室がたくさんありました。

ジミ夫に「わたし、絵を習おうかな」と言うと「それなら僕もやりたい」との答え。
え? 夫婦で一緒に?? 
毎日一緒にいるのに、趣味まで一緒というのは、ちょっと嫌かも・・と思いましたが、
そういえば、ジミ夫は子どもの頃、油彩を習っていたのでした。

退職してから、水彩画を描いたりしていたこともあるので、
やはり絵心がうずいていたのでしょう。

わたしの嫌そうな顔を見て「ネロリが嫌ならいいけど・・」と寂しそうに言ったので(笑)、
一緒に行くことになりました。

初めてのデッサン

そして、今日が初めてのレッスン。
大人向けの趣味の教室で、個人レッスンなので、画材もモチーフも好きなものを選べます。
でも、まずはデッサン力をつけたいと思い、しばらくは鉛筆デッサンをすることになりました。

今まで、色鉛筆画を描いていたときは、テーブルに用紙を置いて、
写真を見ながら描くという方法でした。

それが、イーゼルに紙を留め、腕を伸ばして描くという、
高校の美術の授業以来の本格的なデッサン。

初心者ということで、立方体を書いたのですが、机でちまちま描くのとは大違い。
腕を伸ばすと、線ひとつ真っ直ぐにひけません。

写真を見て描くのと、実物を見ながら描くのも全く違いました。
デッサンが、こんなに難しいものだったとは・・・。

戸惑いながらの、初デッサンでしたが、
約2時間、無我夢中で描きました。

neroli_559.jpg

初、立方体(笑)。
ジミ夫に「立方体というより、豆腐だね」と酷評されました。
うるさい!
そういうジミ夫のは、チーズみたいでしたけど!

でも、真っ直ぐ描くのと硬度を感じさせるように描くのが難しく、
豆腐になる前は、食パンみたいでした(笑)。

頭の中では、「こう描こう」と画像が浮かぶのですが、
手がそのように動かないのが切ないです。

先生の感想は「手先の器用な人の描くデッサンですね」とのこと。
うーーん、当たってる。
わたしの絵って、マンガに近いんです。
中学の頃、漫画家になりたくて、オスカルさまとか(笑)描いていたので。

それでも「初めてにしては、お上手ですよ」と褒められ、ご満悦。
やはり、楽しくないと続きません。
30分フットネスもそうですが、シニア向けの教室の先生って褒め上手ですね(笑)。

次回は、円柱を描くとのこと。難しそう。

でも、こんなに時を忘れるほど、何かに熱中したのは久しぶりで、
本当に楽しかったです。

ジミ夫の目標は、油彩で風景画を描くことだそうです。
わたしは、やっぱり色鉛筆画かな。
水彩もいいなあと思いますが。

色々なワークショップもやっていて、そちらにも目移り(笑)。
でも、まずは基本のデッサン力をつけることを目標にしたいです。

おわりに

2017_05_86.jpg

お口直しに(笑)、わたしの育てた薔薇。
ガーデニングも、再挑戦したいことのひとつです。庭なしですが(汗)。

東京に引っ越してくる時、断捨離して、多くのものを手放しました。
その中には、趣味の材料や本も多くありました。

新居が狭小住宅ということもありましたし、
母の介護で頭がいっぱいで、何かを楽しむなんて考えてもみませんでした。
そんな気力もなくなっていたのでしょうね。

暮らしを整え、心を整えてきたら、楽しむ余裕が出てきたのかもしれません。
これから先の人生、健康に暮らせるのは10年、それとも15年でしょうか。

死の間際に後悔のないよう、自分らしく生きていきたい。
そんな風に思うこの頃です。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
お天気が悪くても、好きなことのためには出かけられそうな気がするわたしでした。

コメントや応援クリック、メッセージもいつもありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また・・・。

どれかひとつ、クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ
関連記事

Comments 4

There are no comments yet.
ムンク
開いた途端

きゃーっと叫んでしまいました。あぁー!やはりネロリさんの描くこの方の素晴らしさよ!
泣きそうになってしまいました。
無理強いはしませんが、出来ればまた新作を描いて欲しいです。今でも大事にしているネロリさんの絵は宝物です。
それにしても多才で羨ましい。

  • 2022/06/24 (Fri) 08:28
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
ムンクさま

ムンクさま、コメントありがとうございます。

古い絵でごめんなさい。
特に、カラーの方は、モノクロポスターを見て描いたので難しかったです。
大好きなお写真だったので、一生懸命描いた記憶があります。
Yさまの展覧会にも出しましたっけ。懐かしいです。
喜んでいただけて、嬉しいです。

好きな人を描く時って、思いがこもるのかもしれませんね。
わたしが、色鉛筆画を描き始めたきっかけが、
「この人を描きたい!」という愛でしたから(笑)。

大勢の生徒さんに惹かれてきましたが、
轟さんほど好きになった人はいなかったです。

実は、まだUPしていない絵(チェ・ゲバラ)があるのですが、
スキャナーの調子が悪くて、うまく取り込めません。
いずれ、ギャラリーの方で更新しますね。
新作、描けたら嬉しいですが、すっかり錆びついた画力を何とかせねば(汗)。

あちらのサイトも何とかしなくちゃと思いつつ、
どういう形に落ち着けるのか、未だ悩み中です。

いつもコメントありがとうございます。

rose & rose

ネロリさん、すごいです
上手ですね、自己流なんて思えない
楽しみ見つけられましたね
ご主人と同じ趣味なんて(^0^) いいじゃありませんか

轟さん、整った顔立ちで別世界の人でした
私の知り合いが大好きで、追っかけで全国を飛び回ってました
もう完全に宝塚から離れらたんですね
私、地元なんです。大劇場と共同の駐車場のジムへ通っております

  • 2022/06/24 (Fri) 22:19
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
rose & roseさま

rose & roseさま、コメントありがとうございます。

絵は、ただ好きで描いていたという感じです。
高校時代、美大にも憧れていたのですが、
親元離れた下宿生活だったので、絵を習うどころではなくて。

rose & roseさんのトールペイントも、素晴らしいです。
趣味がお仕事になるって、大変でしょうけれど、憧れます。

>私、地元なんです。大劇場と共同の駐車場のジムへ通っております
わあ、そうなんですね!羨ましい!!
コロナ前は、わたしも年に1度くらいですが、
大劇場やバウホール公演に行っていました。
関東組は、「老後は宝塚にマンションを買って住みたい」と
よく話していました(笑)。

>私の知り合いが大好きで、追っかけで全国を飛び回ってました
わたしもその方と、どこかですれ違っていたかも。
全国とまではいきませんが、かなり熱心なファンでした(笑)。
昨年退団され、今は芸能活動も一切されていないようです。
轟さんらしいなと思います。

憧れの街にお住まいのrose & roseさまが、羨ましいです。
またいつかいきたいなあと思います。