東京へUターン~田舎暮らし?or都会暮らし?
こんにちは、ネロリです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
昨年、わたしと夫は、30年近く住んだ茨城県から、実家のある東京にUターンしてきました。
ここで簡単に我が家の紹介を。
わたし:62歳。三姉妹の長女。父の転勤先の横須賀生まれ。
転勤族のため、東京を含め、千葉・岩手・北海道の田舎で育つ。
中学2年の時にようやく東京に定住(?)、そのまま進学、就職。
夫とはお見合い結婚(死語?)。
オット:70歳。妹がひとり。生まれは新潟だけど、ほぼ東京育ち。
田舎生活経験者のわたし目線だと、都会育ちのお坊ちゃん(に見える)。
就職して初めて、東京以外で生活したらしい。超マイペース人間。
息子:アラサー独身。東京生まれの茨城育ち。
つくば市に在住。東京に住む気はないらしい。
約30年前、我が家は茨城県南に戸建て住宅を買い、東京から引っ越しました。
最初こそ寂しい思いをしたものの、息子の幼稚園入園とともに友だちもでき、
何年かするとすっかり田舎の生活に慣れました。
とはいえ、我が家が住んでいた近辺は、東京に通勤している「茨城都民」がほとんどだったので、
厳密に言うと、いわゆる「田舎暮らし」という感じではなかったかも。
でも、自然はいっぱいだし、広々していてとても良いところでした。
さて、そんな生活から一転して、久しぶりに実家のある東京に戻ってきました。
もちろん東京は便利な街ですが、やはり茨城の広い空を懐かしく思うことも多いです。
そこで、今回は、それぞれの生活の利点と不便な点を書いてみたいと思います。
●東京生活の利点
・公共交通の便がいい。
・タクシーがすぐ拾える。アプリも使える。
・病院が近い。病院を選べる。
・娯楽施設や文化施設が豊富。
・個人商店が多く、街歩きが楽しい。
●東京生活の不便な点。
・家が狭い(我が家限定?笑)
・道が狭く、坂道と一歩通行が多い。
・お店に駐車場がない。台数が少ない。
・スーパーが小さい。通路も狭い。
・ホームセンターがない。あっても規模が小さい。
・コストコがない(笑)。
・田んぼや畑がないので、狭くて圧迫感がある。
●田舎生活(茨城県南限定?)の利点
・とにかく広い。緑豊かでゆったりしている。
・ショッピングモールが多いので、一か所ですべての買い物が終了する。
・どこにでも車で行ける。駐車場も広くて、もちろん無料。
・道が広くてまっすぐ。歩道も広くて歩きやすい。(が、歩いている人はいない。笑)
・地価が安いので家も広く、ガーデニングや家庭菜園も自由自在。
(ちなみに、みんな「家庭菜園」とは言わず「畑やってる」と言っていた。笑)
●田舎生活の不便な点。
・車がないと、ほぼ生活できない。徒歩圏内にコンビニさえない所もあり。
・病院への通院が不便。病院の数が少ない。
・刺激が少なく、ちょっと退屈。
・飲食店はチェーン店が多く、個性的なお店が少ない。
・地元にカルチャーセンターがない。
・街歩きの愉しみは、ほぼない。
ざっと思いついたことを書いてみましたが、
関東地方の田舎の生活って、アメリカっぽい車社会なんですよね。
買い物も病院も、髪をカットするにも、ジムに行くにも車。
子育て世代は、習い事や塾の送り迎えも車。
車のない生活なんて考えられません。
反対に、東京方面に通勤する人を除き、日常生活に電車は利用しません。
わたしの住んでいた市も「電車に乗る=東京にいく」でした(笑)。
というわけで、以前も書きましたが、
我が家が東京に戻ってきた理由のひとつは、
わたしが車の免許を持っていなかったからです。
茨城で「免許がない」というと、「えっ?」と驚かれますが
東京の友人知人には、免許を持っていない人、けっこう多かったです。
交通の便が良く、駐車代の高い東京では、車は足ではなく、
趣味のものという感じでした。
事実、東京に引っ越してからは、めったに車に乗らなくなりました。
でも、田舎では免許は必須です。
かなり高齢の方でも、みんな車を運転しています。
車は、一家に一台というより、一人一台です。
主婦は軽自動車に乗っている人が多いです。
わたしは車を運転できないので、
子どもが小さい頃はどこに行くにも自転車に乗せ、かなり遠くでも行っていました。
パートにも自転車で通いました。
そんな我が家のアラサー息子は、高校卒業時に免許を取りました。
通勤ももちろん車です。
ただ、若い頃はどこへでも自転車で出かけていたわたしも
夫がリタイアして、車で連れて行ってくれるようになると、
すっかり頼って、自転車に乗らなくなりました。
この先、もし夫に先立たれ一人暮らしになったとしたら、
車社会の茨城では、やはり大変だろうと思いました。
すこし話は逸れますが、
リタイア後に、地方に移住しようと思っていらっしゃる方、
車と健康は、必須です。
晴耕雨読の生活も、健康でなければできませんし、
病気になった時の通院の足や、頼れるホームドクターや、
もしもの時の大きい病院があるかどうかは、とても重要です。
病気になった時の通院の足や、頼れるホームドクターや、
もしもの時の大きい病院があるかどうかは、とても重要です。
そして、高齢になって運転できなくなった時、
若い世代が同居していればいいのですが、
若い世代が同居していればいいのですが、
そうでない場合、日々の買い物や通院が大変。
わたしが住んでいた地域でも、運転できなくなった高齢者は、
路線バスやコミュニティバスを利用していましたが、
本数はそれほど多くなく、不便そうでした。
本数はそれほど多くなく、不便そうでした。
そのせいなのか、核家族の多い新住民に比べ
地元の方は、親世帯や子世帯と近居している方が多かったです。
あと、都会と田舎の違いは、人間関係でしょうか?
地元の人ばかりのところは、ちょっと閉鎖的で新住民は大変かも。
わたしがパートに行っていた頃、若い地元民の同僚(男性)が
「今日は祭りだから早く帰る」と言うので
「え? お祭り? 何の?」と答えたら
ものすごく驚かれました。
「○○祭り、行かないの?」と問われ、
「行かないけど(だいたい車でないと行けないし、そもそも運転できない)」
と答えると、非難の眼差し。
あのときほど、自分がよそ者なんだなと感じたことはありません。
幸いわたしが住んでいた地区は、新住民ばかりだったので、
よそ者扱いされることはなかったのですが、その代わり自治会活動は盛んでした。
新しい街ならではの行事も多く、役員が回ってくるとかなり大変。
夫も会長をしたことがありましたが(私がくじ引きで引き当てた。汗)、
とても忙しい一年でした。
東京で今住んでいるところは、古くからの町会があります。
我が家も一応名前は連ねているものの、大きな役は固定されているようで
回覧板があるくらいです。
ご近所とは、祖父母の時代からのおつきあいでですが、
土地柄なのか、あっさりした感じです。
最近は、相続をきっかけに土地を売却し、引っ越される方も多いです。
わたしの同級生でも、残っている人はほとんどいません。
というわけで、
田舎暮らしと都会の暮らし、両方経験しましたが、
一長一短で、どちらがいいとは決められないですね。
茨城に住んでいた頃も、
実家に帰れば「やっぱり東京は便利でいいなあ」と思いましたし
自宅に戻れば「茨城はのんびりできていいなあ」と思いました(笑)。
東京育ちの夫は、東京の生活の方が合っているように見えます。
茨城に引っ越してからも20年以上、東京まで通勤していましたし、
リタイア後も、友だちと会うのは東京でした。
夫よりは田舎が好きなわたしですが、
久しぶりの都会暮らしを楽しみたいとは思っています。
ただ、今はコロナが蔓延しているので、
若者が多い新宿・渋谷などの繁華街にはなるべく行かず、
歩いて行ける範囲の街歩きを中心に楽しんでいます。
昨年まで住んでいた茨城県。早朝ウォーキングの風景。空が広い!
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