母の60代と、わたしの60代が違いすぎる件

ネロリ

こんばんは、Uターン主婦のネロリです。
本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

趣味は海外旅行

母の服を整理していたら、ブランド物のバッグやスカーフがたくさん出てきました。
ほとんどが、海外で買ってきたものです。

母の一番の趣味が、友人との海外旅行でした。それもほとんどがヨーロッパ。
何ヵ国かを周遊する旅行ではなく、ひとつの国をじっくりと巡る旅行です。
北イタリアだけで2週間、南イタリアだけで10日間というような贅沢な旅行。

わたしが覚えているだけで、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、
スペイン、ポルトガル、クロアチア、マルタ、トルコ、ギリシャ、ロシア・・・まだあるかも。
短大時代の友人たちや、ジムで仲良くなった人と行っていました。

父とは、ヨーロッパ周遊、ハンガリー、チェコ&スロバキア、アメリカ、ベトナム、
シンガポール&香港、台湾、韓国など。

母は専業主婦でしたが、父親(わたしの祖父)の遺産が入ったことで、
自分の自由になるお金ができ、旅行に行くようになったようです。

父は、自分も仕事で海外に行くことが多かったので、母が旅行に行くことに関して、
うるさく言うことはありませんでした。

持病があり、退職後は入退院を繰り返す病弱な父でしたので、
わたしは、父が母に気晴らしをさせてやりたいのかなと思っていました。
優しい人でしたから。
母がいない間は、わたしが実家に泊まりに行ったり、差し入れを持って行ったりしていました。

父が亡くなった後も、母は旅行に行っていましたが、最後に海外に行ったのは、
6〜7年前の南イタリアだったかもしれません。たぶん80歳くらいだったかと。

テレビの旅番組を見て、「ここは行った」「ここもよかったわ」と言う母に、
「色々なところに行けていいね」と言うと、
「あら、ネロリだって行けばいいのに」と言われました。
実際、北欧に行きたがっていた母に、一緒に行こうと誘われたこともあります。

ただ、その当時のわたしは、パニック障害で飛行機に乗れなかったし、
第一、ジミ夫の両親の介護で、とても海外旅行に行ける状況ではなかったのです。


贅沢三昧、だけど介護はなし

母の50代、60代は、海外旅行、国内旅行、宝石、香道、茶道、スポーツジム、
高級レストランでのグルメ、ブランドショッピングと、贅沢三昧でした。
ちょうど、バブル期を挟んだことも影響しているかもしれません。

わたしも、自分が母の年代になったら、そういう生活ができるような気がしていました。
そして、ふと自分の50代からの人生を振り返ってみると、なんだか全然違いました。
それなりに楽しいこともあったけれど、地味・・・。

わたしが40代後半から父の病状が悪化し、48歳の時に父が亡くなり、
その後すぐにジミ夫の父が倒れ、3年後に亡くなり、その後ジミ夫母の介護が始まり、
そして母が認知症になり・・・と、親の看護と介護の日々でした。
母の「ネロリだって、行けばいいのに」という能天気な物言いにイラッとしたことを覚えています。

母は、親の介護をまったく経験していません。
父の両親とは、同居していた時期もありましたが、その当時は元気でしたし、
亡くなった時は、うちは転勤先にいたので、葬儀に出ただけでした。

母の両親は秋田県に住んでいて、母の姉、兄、弟が面倒を見ていたので、
母は、自分の親の看病や介護もしていません。

自分は親に対して何もしていないのに、遺産だけはちゃっかり受け取った母。
それをなんとも思わず、贅沢をして、散財してしまった母。

父が生きていた頃、「毎月のクレジットカードの請求書が怖いよ」と
冗談半分にこぼしていました。
父が亡くなった時、母のこれからの生活を考え、わたしたち姉妹は相続放棄をしました。

母の60代と、わたしの今の生活を考えると、雲泥の差だなと思います。
でも、我が家はジミ夫がお財布を握っていて、しかも倹約家なので
母のような贅沢をすることはできませんが、それでよかったと思います。

今の母は、自分がどの国に行ったかということも忘れてしまっています。
昨日のことも忘れ、5分前のことも覚えていられず、季節さえわかりません。
「今、この時」だけに生きています。

母を見ていて、幸せな人生を送った人だなあと思います。
もちろん、病気がちな父の看病は大変だったろうけれど、
それでも好きなことを諦めなかったし、やりたいことをやり尽くしたように見えます。

長い人生、いい時も悪い時もあるけれど、
人生の最後が良ければ、それが一番じゃないかなと、母を見て感じました。

ジミ夫とお出かけ

今日は、ジミ夫と宝塚観劇に行ってまいりました。
行きは土砂降りでしたが、開演前には雨も上がり、
終演後は、午前中の雨が嘘のようなお天気でした。

今日は同じ公演の2回目。
わたしは、「宝塚友の会」という劇団の公式ファンクラブに入っているので
いつもそこでチケットを取ります。
劇団四季の「四季の会」みたいなものです。

チケットは抽選式なので、いつも少し多めに申し込むのですが、
(観劇日と観劇回数は自分で設定できます)
2回くらい観たいなと思って申し込んだら、近い日程で当たってしまいました。

ジミ夫が観たいというので、3月に引き続き一緒に観劇。
基本、いい席が当たった時はヅカ友さんに声をかけ、
ちょっと・・・なお席の場合は、ジミ夫と一緒に観劇します(笑)。

前回は1階8列センターという最高に観やすいお席でしたが、今日は同じセンターでも20列。
久しぶりに、オペラグラスを使っての観劇。

2回目だったので、自分の贔屓のスターがどの場面で登場するか、
立ち位置がどこかわかっているので、それほど迷わずに済みました。

トップスターなら、DVDになっても必ず写っているのでいいのですが、
自分の贔屓が下級生だったりすると、DVDはあまり期待できないので、
自然と生観劇に気合が入ります。

わたしは、雪組の二番手さんが好きなので、そこまでではありませんが、
オペラで彼女をロックオン。わたしの中では、いつも0番です。
(0番とは、トップスターの立ち位置。センターのことです。)

前回は、オペラなしで舞台全体を観ることができたので、
今日は、気になる生徒さんたちを中心に観ました。

昔は、どんなにオペラグラスを使っても平気だったのに、
久しぶりだったせいか、それとも歳のせいか、観劇後はぐったり。
目を使いすぎて、疲れてしまいました(笑)。

それでも、キラッキラな宝塚の舞台を観た後は、とっても幸せな気分に浸れます。
今回はお芝居もハッピーエンドでしたが、
たとえ悲劇であっても、宝塚はショーがありますから(一本立ての場合はフィナーレ)
最後は笑顔になります。そこも好きかも。

鬱が重い時は、もちろん劇場に足を運ぶことなどできませんでしたし、
それ以前に、宝塚を観たいという気分になりませんでした。

ようやく、元の自分に戻って来たのかなと思います。
またいつか、本拠地まで観に行ける日が来るといいなあ。

neroli_467.jpg
2週続けて雪組公演を観劇。
公演グッズも色々。今はプログラム以外は買いません。
ジミ夫は喫煙者なので、ランチ後は必ず喫煙ブースのある喫茶店に行きます。

先週の観劇の話はこちら。
舞台好きでも好みはいろいろ

舞台好きでも好みはいろいろ

彼女とわたしは、趣味が同じで仲良くなりました。彼女は舞台全般、特にミュージカルやバレエが好きな人です。わたしが宝塚好きなのを知って、彼女から「観てみ...


おわりに

3年くらい前までは、ジミ夫ではなく、母と一緒に観劇していました。

最後の頃は、お芝居の最中に眠ってしまったり、
ショーでは、夢中になるあまり前に乗り出してしまったり、
上演中、隣の席のわたしに話しかけて来たり、
観劇マナーが守れなくなってしまい、わたしも舞台に集中できませんでした。

当時は「まったく、これだから年寄りは」と思っていましたが、
今から思うと、認知症の症状だったのでしょうね。

母とは、宝塚をはじめとして、ミュージカル、バレエ、歌舞伎など、
色々な舞台を一緒に観に行きました。
国内ですが、二人で旅行に行ったことも。

楽しかったなあ。

neroli_464.jpg
母が好きだった蓼科のバラクラ・イングリッシュガーデン。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございます。
週末の東京は、晴れて暑くなるようです。
我が家は、人で混み合う週末は家に引きこもるので、少しは片付けを頑張りたいです。

いつも、コメントや応援ポチをありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ



関連記事

Comments 4

There are no comments yet.
そら

こんにちは☀️
今日の写真 蓼科のバラ🌹 本当に素敵ですね。カレンダーみたいです。

ネロリさんのお母様ほど 海外旅行を満喫された方もあまりいないと思います。多くの方は 時差で体調が崩れるのに 本当に体力も充分だったのですね。人生の後半 とても充実した日々だったと思います。

今 ヨーロッパは 色んな面で 不安定になって来ていますが お母様 本当に良い時期に 度々旅行出来ましたね。何も思い残すことない様なシルバー世代を過ごし とっても幸せだと思います。

お母様の事は 特養に入ったら 施設のスタッフさんに任せて 連絡があったら 出向くくらいでいいのではと思います。名もなき介護に追われていたのですから 少しの間 のんびりして下さいネ。

ムンク
確かに。。

私の母は海外も数回、友人とのイタリア周辺と私とのパリ周辺、後は台湾くらいだったような。
私も年金暮らしになったら悠悠自適な気楽な暮らしを想像していましたが、贅沢をすることもなく
今になってしまいました。でも好きにこれまで遠征や観劇も出来たし、今はパートしながらサウナ通い
恵まれてるなぁ~と思っています。服もバッグもみんな売り払うか捨てるかしてしまって。。
今思えばもう買う勇気はなかったし、持ってればよかったなぁ~と思います。
まぁ~着ていくところもないんですけど。

ご主人との観劇!素敵ですね。主人との観劇は数回ありますが、最後は双頭の鷲だったかしら・・
お母様はひたすら羨ましいですね。思うように生きて。。今覚えていなかったとしても幸せかと。
今日はとてもお天気がよかったので、主人と栃木のほうまでドライブ&散策に!
緑に囲まれてとても気持ちよかったです。天気がいいだけで幸せを感じます。

  • 2022/05/28 (Sat) 16:54
  • REPLY
ネロリ
ネロリ
そらさま

そらさま、こんばんは。

確かに母は、とても強健です。
昨年、85歳で左大腿骨と恥骨を骨折して入院するまで、
入院したことがなかったんです。

長時間のフライトも全然平気で、機内食も残さず食べていたそうです(汗)。
年に2回くらいは、ヨーロッパに行っていました。

旅費は自分で出し(親の遺産から)、お小遣いは父が出していたそうです。
時代も良かったのかもしれませんが、本当に恵まれていたし、贅沢な生活をしていましたね。

そして、母は自分が恵まれていることに気づいていませんでした。
今から思うと、母のそんなところが、次妹は嫌いだったんじゃないかなと思います。
そらさまのコメントを拝読しながら、わたしも色々と思い出しました。

そらさまのおっしゃる通り、あれだけアクティブに暮らしたのだから、
後は、特養でのんびりしてもらえればいいかなと思いました。

いつもコメントをありがとうございます。

ネロリ
ネロリ
ムンクさま

ムンクさま、こんばんは。

やはり親世代の方が、戦争も経験して、若い頃は苦労したかもしれませんが、
そのぶん老年期は、恵まれた生活をしているように思います。

まあ、わたしたちも、今の若者から見たら、恵まれているのかもしれませんね。
わたしも観劇はずいぶんしたし、40代の頃はアクティブだったなあと思います。
親の介護で、ここまで振り回されるとは、思ってもいませんでしたね。
母も、あれだけ遊び尽くしたから、本望でしょう(笑)。

「双頭の鷲」は、母と観に行きました。
2016年ですよね。あの頃から、母はだいぶ衰えていたように思います。

>今日はとてもお天気がよかったので、主人と栃木のほうまでドライブ&散策に!
>緑に囲まれてとても気持ちよかったです。
ご主人とのドライブ、いいですねー!
わたしも、体調も良くなってきたから、少し遠出をしてみたいなあ。