もし夫が認知症になったら

ネロリ

こんばんは、Uターン主婦のネロリです。
本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今日は久しぶりに青空が広がり、気持ちの良いお天気でした。
やっぱりお天気がいいと、気分もいいです。
そして、気分がいいと思えることが、しあわせなんだなと思います。


夫が認知症になったら

うちのジミ夫は、痩せていてやや虚弱ですが、大きな持病もなく年齢の割には健康体です。
8歳違いの夫婦ですが、わたしの方が先に死ぬんじゃないかと思うほど。

そんなジミ夫が、56歳で一度だけ大きな病気をしたことがあります。
それは、ウイルス性髄膜脳炎。

ある日突然高熱が出て、風邪かと思ったのに、熱が下がりません。
近所のクリニックに行くと、総合病院の神経内科に行くよう紹介状を書いてくれたので
別の病気で通院していたことのある大学病院に行きました。
診察の結果、ウイルス性髄膜脳炎の中等症と診断され、即入院することになりました。

その時のあれこれは、またいずれ書くとして、
髄膜脳炎は、髄膜炎が脳にまで達してしまったものなので、
ただ熱が出るだけでなく、認知症のような症状が出るのです。

お見舞いに来る人には、にこやかに接するのに、
わたしには、よく意味不明な命令をして困らせました。
今、思えば、妄想のようなものがあったのだと思います。

その頃は、認知症の症状なんて全然知らないので、ジミ夫の言動が理解できません。
しかもいうことを聞かないとものすごく怒るのです。

「顔も見たくない」「早く帰れ」など、
普段とは別人のようなジミ夫の冷たい態度に、涙が出ました。

涙ながらに主治医に訴えると、
「それは病気がさせていることです。
奥さんに心を許しているので、我儘になってしまうんですよ」
とのこと。
先生の言葉通り、退院する頃には、すっかり治っていました。

そして、自分が言った数々の暴言や、度々病棟を抜け出そうとしたことなど、
まったく覚えていなかったのです。

ジミ夫に聞いてみても、入院していたことは覚えていますが、
どうやって入院したかとか、入院中の出来事は、覚えていないようです。

今ならわかります。
あれは、認知症と同じ症状だったのだと。

もし、ジミ夫が認知症になったとしたら、またあんな風になるのかな。
そう思うと、悲しくなってしまいます。

髄膜脳炎と同じように、認知症も脳の病気。
母を見ていても思いますが、脳の病気は人格を破壊してしまうんですよね。

闘病中に見せた、イライラ怒ったり、暴言を吐いたりのジミ夫は、
わたしが知っている、優しく穏やかな夫とは別の人でした。

自分のことを差し置いて、認知症になったジミ夫は見たくないなんて
我儘なことを思ってしまいます。

それでも、もしジミ夫が認知症になったら、
たぶん、あの時のように一生懸命介護するんだろうなと思います。
元は他人同士だったのに、夫婦って不思議ですね。

今日の街歩き

ジミ夫の用事(ロト7)につきあって、街歩きです。
よく毎週飽きもせず買うものだなあと思うのですが。

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ランチをご馳走してもらえるので、ついて行く(笑)。
お天気がいいので、テラスでランチのできるお店へ。


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下北沢のリロードは、ミニマルなデザインの建物が素敵です。

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今日は湿度も低く、爽やか。

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休日と違って、平日は人もそれほど多くなく、のんびりできました。

おわりに

今日は大した距離を歩いたわけでもないのに、帰宅後ぐったりしてしまいました。
疲れが溜まっているのかな。

明日は、いよいよインプラントにする予定の歯の抜歯です。
いやだなあ。
でも、これをしないことには前に進めないので、がんばります。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
ジミ夫の認知症の心配より、まず自分の心配ですよね(笑)。

いつも、コメントや応援ポチ、ありがとうございます。
更新の励みになっています。
それでは、また。

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Comments 2

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原田さよ
連投、失礼いたします♪

ご主人は優しい人ですね。ネロリさんはこの優しいご主人に守られて生きておられるのだと感じ、なぜか私も安心します。
ご夫婦のやり取りがある記事を読ませていただくと、いつもホッと癒されます。ジミ夫さんというネーミングも好きです。
ネロリさんの素敵でおしゃれな写真のセンスも、たしかご主人のアドバイスがあってのことでしたね。

看病のことをサラリと書いておられますが、どれほどたいへんだったろうと思います。
お辛かったですね…。
私ならネロリさんのように出来たろうかと思います。

私も夫には感謝しかありません。
うつ病歴が長く、今も持病ありな私は、夫にたくさん支えてもらってきたと思っています。
亡くなった息子の療育では”同志”のような思いで頑張ってきました。

もしも夫が認知症になったら。
私もネロリさんと同じように、できるところまでは自分で介護したいと思っています。
体力・資金・情報を取りに行くスキル、これらを準備しておきたいです。
いえ、私が先かも。こればかりはわかりませんね。

ネロリ
ネロリ
原田さよさま

さよさま、こんばんは。
いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

ジミ夫ネタへの反応、ありがとうございます(笑)。
地味な夫と書こうとして、地味夫と書いてしまい、
そのままジミ夫というネーミングになりました(ひどい)。

ジミ夫の髄膜脳炎ですが、
一時は命も危ぶまれ、後遺症が残るかもしれないと言われて、
目の前が真っ暗になりましたが、無事生還しました。
本当に、人生は何が起きるかわからないということを実感させられた出来事です。

さよさまのご主人様も、本当にお優しい方ですよね。
ブログの端々からも感じます。
さよさまが、お義母様の介護を頑張ることができるのも、
ご主人がいらっしゃるからでしょうか。

同居に失敗したお義母様を介護されるなんて、頭が下がります。

実は、わたしも同居失敗組です(汗)。
まだブログには書いていませんが、
茨城に家を持ってから数年後に、短期間でしたが、夫の実家で同居したことがあるのです。

身体の弱い義母を心配したジミ夫主導での同居でしたが、結局上手くいかず
(義父がわたしを気に入らなかった)
義父に追い出されるような形で、茨城の家に戻りました。

ジミ夫は、ずいぶん傷ついたと思います。
なので、勝手にさよさまに親しみを感じております。

その後、義両親との仲は修復されましたが、
当時はお互いにまだ若く、譲り合えなかったのかなと思います。

>体力・資金・情報を取りに行くスキル、これらを準備しておきたいです。
本当にそうですね。
わたしは、ジミ夫の同士というより、ぶら下がって生きているような感じなので、
もっと自立しなければと思います。
遅すぎるかもしれませんが、がんばります(笑)。